FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--/--/-- --:-- | スポンサー広告  TOP

「ごめんなさい」その五十七_第五十五話_快感にむせぶ女たち

 こんばんは、三日月です。
 昨日の今日で早速のご意見、ありがとうございます。やっぱり不評でしたので以後やめておきます。それと、五十四話も完全版というか、おまけの形でかのどちらかで補填しようかなと。やっぱり、せっかく野外露出した静香さんのえっちを描きたくもなってきましたし。出来上がり次第更新しておきますので、またそちらもよしなに。早計かもしれませんが、前のやつも残しておきますので。最初からそうしておけばと、これを一つの糧にできたらなと。
 拍手コメントメール、ありがとうございます。こんな私の作品でもエロスを求めている人がいると、わかるととても嬉しくてたまりません。そちらも頑張りますので、見捨てないでください。
 それでは第五十五話です、どうぞ。

 追記:あああ目次に説明足してるとこで気づいたけど、絵里は電車露出が先にするはずだった! 忘れてた! ごめんなさい! 十七日後以降に書きます! 本当、単に忘れてました! ごめんなさい!

















 五十五 快感にむせぶ女たち








 みゆはかわいい。その上、エロい。七歳児にそんなことを思うのはいけないとわかっていつつ、でも。


憲邇(けんじ)さま……ん……えへ……ごほうしです……ん、ん……」


「いいよ、上手に舐めるね」


 首輪を着けて裸のみゆが、私のモノを頬張っている。小さな柔らかい舌が私をちろちろと舐めるのは本当に猫のようで、愛おしい。こちらをずっと見上げるものだからこちらもずっと撫でてしまうのが玉に瑕だが、もう気にしないことにした。


「憲邇さま、えへへ……き、気持ちいいですかぁ?」


「ああ、気持ちいいよ。さすが猫になったみゆは上手だね」


「えへへ……あぅ……えへ、ん……憲邇さま……」


「どんな味がする?」


「えっ、えと」


「おいしい?」


「……」一旦動きを止め、ごくりと喉を鳴らす。潤んだ瞳が愛らしく私を見上げ、ぞくぞくとさせる。「は、はぃ。おいしぃ、です」


「へぇ、変態だね」


「ちっ、違いますぅ。憲邇さまのだから、おいしいんですっ」


「男のアレが好きだなんて淫乱のスキモノだよ」


「そんなこと言ってませんっ、違うんです憲邇さまっ」


「どう違うの? えっちなことが大好きなんだろう?」


「違いますぅ、憲邇さまが好きなんですぅ。ほかの人のなんか見るのもやだもん。憲邇さまだからですぅ」


「……偉いよ、みゆ」


 やっぱりお前は最高だ。「悪かったね、問い詰めるようなこと言って。ごめんよ、みゆは変態じゃない」


「あ、ありがとうございます。じゃ、じゃあ、続けますね、んぅ……」


「……」


 本当、かわいい。


 蹂躙したい。みゆも、望んでいる。なんて理想的なんだろう。


「憲邇さま、なですぎですぅ。もうっ、なんべん言ったらわかるんですかっ」


「いいじゃないか、ちょっとくらい」


「ちょっとじゃないですぅ、あっ、んもう」


 どれだけ言われてもやりたくなる、ほど、お前がかわいいんだよ。


「みゆのやるのがうまいからさ、仕方ないだろう」


「そ、そうですかぁ? えへへ、だったらうれしいです」


 笑うともっとかわいいな。ああ、もう我慢できそうにない。


「みゆ、飲める?」


「……」見上げる瞳が、こくりと頷く。小さな口を必死で広げ、私を包むように咥え込んだ。


「んっ、んっ、さまぁ、んっ、んっ」


「みゆ、みゆ……
射精()すよ、全部飲んでっ」


「っ
 んん…… んー んふふ…… んっ


 みゆはその小さな口内で放出される私の精液を受け止めてくれた。頬張り切れなかった口からすぐに白濁液が溢れ、なんとも卑猥な情景を生み出している。こんな幼子に、ああ快感だ……変態め。


 違う。みゆだからだ。愛しい、女だから。


「ふぁう、憲邇さま、いっぱい出ましたね……」


 口の中に精液が溜まったまま、舌足らずな声で誘惑する、私の天使。猫のような甘え上手は、私をいつも虜にする。


「あ、こぼれちゃった、ごめんなさい、んぅ……ぜ、全部、飲みますね、えいっ」


 手のひらで掬い、溢れる精液を口の中へ運ぶ。なんとも淫靡だ、美しい。


「まだだよ、口の中に溜めて、味わいなさい」


「はぃ……っ……憲邇さま……」


 話すたびに白く汚れた口の中が見える。潤んだ瞳は見上げる、まだですかと。舌が苦味を感じなくなるまで、私は待った。


 見つめ合う、時間は狂おしい。


「いいよ、飲んで」


「はぃ……んっ、はぁ
 憲邇さまです、えへへ……」


 こく、こくっ。音だけでわかる。でも一応、見ようか。「口開けて」


「はい」


 どこを見ても、白いものはない。きちんと飲んだのだ。よしよし。


「よくできたね。おいしかった?」


「……」やはりすぐには答えてくれない。焦らすのも上手な人だ。「は、はぃ。おいしいです。憲邇さまの、とってもおいしいです」


「そんなにおいしいんだ? どんな味がするの?」


「……け、憲邇さまの、甘い、味……」


 嘘も上手だ。ここは乗っかろう。「そうか、じゃあ私も味わいたいな」みゆの唇を奪って。


「け、憲邇さま、んぅ、ダメですよぅ、今はダメ、あっ、ん……」


「本当だ、甘いね」


「憲邇さま……」


 みゆの唇は一品だ、別に自分のモノと間接キスだろうが関係ないな。みゆの唇だ、それでしかない。


 極上の味が、する。


「はぁ……はぁ、はぅ……憲邇さま……」


「またしてくれるかな?」


「……は、はぃ、いつでも、やります。憲邇さまが言うなら、いつでも、どこでも、やります」


「いい子だ」


 さわりと髪を撫でる。びくつく肢体が妙に色っぽい。


「じゃあ、本番行こうか。ベッドにおいで、四つんばいになるんだ」


「はい、憲邇さま」


 でも背中を向けてかわいいお尻しか見せてくれないんだよね、みゆは。まったく、困った子だ。


「ど、どうぞ。えっちしてください」


 みゆのお尻が言う。お尻の下の小さな秘裂が、いやらしくのぞいていた。


「はい、お任せあれ。さっきは私のを舐めさせたからね、次は私の番だ」


「あぅぅ、憲邇さまがなめるの、恥ずかしいですよぅ」


「うるさいぞ」


「あっ、憲邇さま……」


 ふむ、みゆは咥えて感じるとこまではまだか。そこまでに調教が進むのはいつの頃か、なるべく遠くがいい。楽しみは残しておきたいものだ。


「あ、ん……憲邇さま……ん、ん……ぁっ、ぁ……」


「みゆのあそこ、綺麗だよ。おいしい」


「やです、そんなの言わないでください、あっ、ぁ、憲邇さま、憲邇さまっ」


「お尻もまん丸かわいい」


 そろりと撫でるとびくりと跳ね上がる。かわいいやつめ、くそう、本当にかわいい。舐めてやろう、尻も。


「ああ、憲邇さまになめられてる……お尻まで、ううう……恥ずかしいですぅ、憲邇さまぁ」


「ダメだよ、いいじゃないか。恋人なら普通だよ」


「えっ、あ、そ、そうなんですか。だったら……で、でもやっぱり、恥ずかしいなぁ、うう」


「……」


 みゆは簡単に私に騙されるな。あまり気安く悪い冗談は言わないほうがよさそうだ。都合よく調教、できてしまう。それはおもしろ、いややりたくないな。


「指のほうが恥ずかしくない?」


「……はぃ。ま、まだそっちのが」


「じゃあ舐めるだけにしようっと」


「あっ、憲邇さまぁ。いじわる……っ」


 しろと言っているくせによく言う。身体は言っているぞ、いじわるしてくださいと。


 ほら、もう濡れた。子供なのにね、いやらしいね、みゆ。


「ほらみゆ、濡れたぞ、準備はいいな? お尻を振っておねだりしてみるんだ。懇願、と言ってもわからないか、ええいとにかくおねだりしてみろ」


「は、はぃ……」ゆっくり、右へ、左へ、尻を振る、みゆ。「え、えっち、してください。今日はやさしくなくていいです。みゆは憲邇さまのペットですから。え、えっち、して、ください」


「わかった、優しくする」


「ええ? け、憲邇さま?」


 みゆをこちらに振り向かせ、頬擦りをした。


「優しくする気になったんだ、みゆのおねだりが上手だったからね。さすが猫さんだ」


「え、えと……? あ、ありがとうございます。で、でも、やさしくなくても」


「まあまあ」


 キスをして戻る。覆い被さるようにみゆへ挿入する直前、いい? と目で訊ねた。


 しっとり頷く、みゆは綺麗だ。


「あっ……憲邇さま……っ、憲邇さまぁ」


「みゆ、みゆ」


 週に何度もまぐわっているためかわからなかったけれど、みゆは背が伸びたのかもしれない。あそこの大きさというか、そういうものも比例するだろうし。成長しているんだな、まだ小さいから……そんな子を、犯している……


 でも女だ。子供じゃあ、ない。ただ年が七つな、だけだ。


「ぁっ、ぁっ……ぁ……ぁ……ぁぁ……憲邇さま……ほんと、やさしい……」


「ありがとう。今日はみゆはよくやったからね、昼も夜も。せめて優しくしないとね」


「そんなの、ぁぁ、いいのに……えへへ、憲邇さまやさしくって、みゆ、あぅっ、しあわせものです」


 かわいいことを言うなぁ。愛いやつめ。これで撫でるなというのだから無茶な注文だ。


「ふぁぅ、憲邇さま、なですぎですってばぁ」


「えっちのときくらいいいじゃないか。ね?」


「そ、そうですかぁ? ううう、でもやりすぎです、おかしくなっちゃいます……ぁぁ……」


「おかしくなるって、どう?」


「ずっとしてもらいたくなっちゃいますぅ。みゆわがままになりたくない、ぁっ、うっ」


「あはは、そんなのいいだろう。飽きるまでやると思うよ、みゆの頭は撫でくり甲斐がある」


「ふぁ、ん、うう、ひどいんだ。みゆをおかしくするんだ。えっちっ」


「ええっ、撫でるのがえっちなのか? ガーン……悲しいなぁ」


「あっ、ご、ごめんなさい、違うんです」


「こっちのが」


「ああっ」


「えっちだろう?」


「ううう……ぁっ、ぁっ……ぁ、憲邇さま……」


「えっちだろう?」言えよ。


「はぃ、えっちです。ぁっ、ぶつかるほうが、えっちです」


「私ね、ぶつけると気持ちいいんだ。みゆもそうなるといいね」


 どこにぶつけるか、いつになったら教えよう。とっておきすぎて腐るのも嫌だしなぁ。


「そ、そうですね、憲邇さまほんとぶつけますから。みゆまだ、あのときくらいしか気持ちよくなくって」


「え、なんて? 聞こえなかった」


 みゆを蹂躙する気持ちよさでいっぱいで、みゆのか細い声が聞き取りづらい。困った。


「な、なんでもないです。あ、みゆがちっちゃくてすぐぶつかってすみませんって、言いました」


「そんなことないよ、小さくない、充分だ。みゆの身体はエロいよ、安心して」


「えろい?」


「いやらしいってこと」この小さな胸もね。


「えぅ、そんなの言わないでください、あぅっ、んっ、んぁ……ふぅ、はぁ」


 みゆのすべすべの白い肌。必死にシーツを掴む、丸く小さな指。揺れるさらさらの髪。振り向かせた先にある、ぷにぷにとした柔らかい唇。紅潮した頬、潤んだ瞳。その下には名前の刻まれた首輪が紐で繋がれている。丸くよい音のするかわいらしいお尻。淡いピンク色の平らな胸を何度も揉み、色っぽい嬌声を上げさせる。幼い匂い、汗の匂い、むせ返る、女の匂い。みゆは充分いやらしい。なにせあそこは、私に吸い付くようにして絡まってくるのだから。


「憲邇さま……好き、好きぃ、大好きぃ」


「みゆ、みゆっ、私も好きだよ、大好きだっ」


 興奮する。私のモノがこれ以上ないほど硬くなっているのがわかる。みゆと絡まり、擦れれば擦れるほど快感と刺激が襲い掛かってくる。興奮する。何度抱いても絶対に飽きの来ぬほど、みゆは極上の身体だった。


 私がそう、仕上げたと思えば。また感慨もひとしおである。調教は順調だね、みゆ? 開発は進んでるね、みゆ。もっともっと、私好みになれ、みゆ。


「はぃ、憲邇さまぁ。なります、なりますから、みゆと一緒、一緒に、そばにおいて、くだ、はーっ、はぅっ、はーっ」


「……また言ってた? ごめんね、みゆを前にするとよくなるようだ」


「そう、ですかぁ? えへ、みゆうれしいです。憲邇さまの考えてること、言ってもらえて、ぁっ、ぁっ、ぁっ……はー、ふぅ」


「うん、わかったよ。一緒にいよう、みゆ。傍にいろ。離れるな」


「はぃ
 一緒にいますぅ。絶対はなれませんっ」


「みゆっ、みゆっ」


「あっ、憲邇さまぁっ、好きっ」


「好きだっ、みゆっ」


「憲邇さま、大好きっ」


「大好きだっ、みゆっ」


「あっ、あっ、ああっ、ああっ、ああ、んっ、はーっ、ふぅあっ、んっ、ふーっ、はー、ふーっ、ああっ」


 みゆを襲う、最高潮。ずきりとした痛みに似る、快感。ダメだ、我慢できない。言わせよう。


「みゆ、言うんだ、猫さんらしくっ。おねだりもう一回、しろっ。なにかわかるな? みゆっ」


「は、はいぃ。く、ください、にゃあ。ペットのみゆにおしおき、くださいっ。憲邇さまの、おっきいので、たくさん白いの、おしおき、くださいっ、にゃ、にゃあーんっ」


「わかったあげるよっ、変態みゆっ」


「へんたいじゃ、あああっ
 ありま、せ…… うう あっ ぁ…… 憲邇さまぁ ……あああ


 みゆの膣に射精した。今日もう十度目ほどの射精だというのに、この日一番……大量の精子を注ぎ込んでしまった。あっという間に溢れる白濁液を間近で見るとまたやらしさに興奮してしまう。こんなかわいい女を犯せたのだ。男冥利に尽きる。肢体のほうはびくっ、びくっ、と反応しており、私ので感じてくれたのだろうか、だったら嬉しい。脚ががくがく震えてきたので、思わず支えてしまった。


「憲邇さまでいっぱい、いっぱぁい
 ああ、あったかいよぅ えへへ……あっ」


 抜こうとすると潤んだ瞳が振り返り、いやいやをする。するとこちらはすぐ折れるのだ。まったく、勝てる気がしない。この顔を見ると尻に敷かれてもいいかと思うのだ。いや、本当。大変なんだけどなぁ、こっちは。


 仕方なく結合したままみゆの隣へ転がり込む。ゆっくり、どうにかうまいこといき、みゆを背中から抱きしめた。


「とっても気持ちよかったよ、みゆ」


「わぁ、ありがとうございます。み、みゆも気持ちよかったです」


「そうか、嬉しいな」


「そ、それに憲邇さま、今日とびきりやさしくって、うふふ。うれしいです」


「それはしょうがないさ。みゆ猫がかわいかったからね。明日も明後日も、よろしく頼むよ」


「はぃ、憲邇さま。にゃ、にゃあ」


 くううっ。「かわいいぞっ、みゆっ」


「えぅぅ、憲邇さまぁ。みゆうれしいです、ほんとぉ、うふふ……」


 折れるほど抱きしめて。みゆを味わった。


 しばらく、口付け、抱き寄せ、すり寄せ。終わったあとの安らかなひとときを過ごしていた。


 やがて抜いてから後処理をしようとするみゆを止める。


「ダメだよみゆ、みゆはペットだ。そんなの使っていいと思っているのか?」


「……だ、ダメですか?」


「拭いてもいいけど、道具は使うな。使うなら自分の指や舌だね」


「……」


 真っ赤になる、潤んだ瞳。愛らしい、かわいいぞっ、畜生っ。


「じゃ、じゃあ、このまま、あったかいまま、寝ますっ。そ、そんな恥ずかしいこと、みゆ、しないもん」


「いいよ、おいでみゆ」


 降りようとするみゆを引き止める。「いいんだよ、ベッドで寝て」


「で、でもみゆは猫さんです」


「猫さんだからさ。猫さんはね、ベッドの中にくるまりに来るものなんだよ」


「い、いいんですか?」


「来い」


「は、はぃ、行きます」


 なんでだろう、みゆは最近、ちょっと強い言葉を言うだけで感じているような素振りが見受けられる。新しい発見だ、次使おう。


 まだ局部から精子を垂れ流している、ままのみゆが隣へ。やばい、もう一回襲いそうだ。抑えよう。みゆの力は本当便利だ。


「憲邇さま、く、くっついていいですか」


「もちろんだよ。えっちの匂いさせたまま寝ようか、明日朝洗えばいい」


「へへへ、憲邇さまぁ」


 ぎゅうと抱きしめにくる、かわいいみゆ。何度かわいいと言ったか、とにかくかわいい。


 綺麗だ。


「んー……へへ、憲邇さま、キスまです」


「うーん、もう変更は効かないなぁ。キス魔でいいよ。やらせてくれるんだろう?」


「はい、いくらでも、どうぞ、んっ」


 みゆの唇は一品だ。何度味わっても足りない。


 暴れるほど、キスをして。ようやくの疲れで、眠りについた。


「憲邇さま……好き……」


「私も好きだよ、みゆ。愛してるよ」


「っ
 みゆも……あ、愛してます……」


 ああ、愛してる。
















 昨日は二回もえっちしてもらっちゃった。へへ。猫さんになってよかったかも。


 朝起きると、目の前におっきな男の人のうでがある……うれしいなぁ。しあわせだなぁ。こんなにうれしくていいのかなぁ。かたい胸、広くっていいなぁ。すりすり。憲邇さまいるから全然寒くないな。あったかい。ああ、いいにおい、する……憲邇さまのにおい……


 首輪もにおい、する。憲邇さまのペットなの。どれいなの。うれしいの。


 キスしようっと。王子さまだもんね。えへへ、これで起きないかなぁ。


「ん、おはようみゆ」


「あ、おはようございます、憲邇さま」


 起きるんだ、すごいなぁ。カッコいいなぁ。


「みゆ猫さん、いい格好してるね」


「そうですか? はだかです」


「そう、だからいい格好してるねって言ったんだ」


 ほっぺに手が、すいすい。みゆも手をそえて、すいすい。


「今日一日、ずっとその格好だよ、わかってるね?」


「にゃ、にゃあ」


「……さすがみゆだな……まったく、しょうのないやつだ」


 ちゅう。えへへ。「餌をあげたくなったな、白いのを。食べたいってみゆが言うならあげようかな」


「……」すぐに言えばいいのに、みゆはいっつも勇気がないの。「は、はぃ、食べたい、です」


「じゃあ、咥えろ」


「はぃ憲邇さま」


 憲邇さまにああしろこうしろ、言われると本当うれしい。ときどき、ぞくってする。もっと言われたいなぁ。こうしなさいバカみゆって、えへ、言われたいなぁ。


 ベッドの上で憲邇さまを探すの。すぐににょっきりしてる憲邇さまが見つかって、見ると赤くなっちゃって、でも、手を伸ばすの。あっちのほう見ながら、舌で探して、ぺろぺろ、するの。それからちゃんと憲邇さま見上げるの。憲邇さま見上げるの、みゆ好き。大きく見えるから。


「本当にいい格好だな、みゆ」


「そ、そうですかぁ? んぅ」


「お尻丸見えだよ、触っていい?」


「は、はぃ。どうぞ、ぁう」


 憲邇さまがやさしく触ってくれる。すいすい、すべるの。昨日あんなに触ったのに、なんでまだ触ってくれるのかなぁ。うれしいなぁ。もっとぺろぺろ、しなきゃ。憲邇さま、気持ちよくなってくださいね。


「……やらせすぎかと思ったけど、みゆは本当に従順だね。咥えるの、楽しい?」


「ふぇ? え、えと、えっと……んっ、ん……憲邇さまにやさしく命令されるの、好きです」


「はは、返事になってないぞ、まったく。まあいいか。みゆが嫌がってないし……」


 なですぎですったらぁ。ううう、ひどいんだ、みゆをおかしくさせるんだ。


 なでられると気持ちいいもん。みゆが気持ちよくなってどうするんですか、バカ憲邇さま。大好き。


 朝の憲邇さまはかちんこちんで、暴れん坊だった。みゆの口じゃくわえきれなくって、すぐどっか行こうとする。ごほうし難しいなぁ。まゆちゃんすごいや。んー……憲邇さま。


「みゆ、もっと下から舐めあげてご覧。そう、そうだ」


 下からぺろぺろ、してく。そうすると暴れちゃって、手でちゃんと持たないと大変だった。わぁ、憲邇さまかたぁい。い、いやらしいなぁ。もう。


 かたいのは、えっち。みゆもう、わかるもんね。これだからぐりぐり、できるもんね。


「ふふふ、みゆは本当ご奉仕が上手だね。そろそろ、いいかな? 食べさせてあげる」


「ふぁい、んっ」


 がんばっておっきく口を広げて、憲邇さまを飲みこむの。ぜ、全然入りきらないけど、でも出てきたらちゃんと、受け止められるんだから。


「射精すよ、全部ちゃんと食べなさいっ」


「んんっ
 んっ んぅ ……んー…… んぁぅ んふふ……


 朝ご飯、いーっぱい
 み、みゆ食べきれなくって、すぐ落ちてっちゃった。ああもったいないなぁ。せっかく憲邇さまがあったかいのくれたのに。とくとくが終わったらすくわなくっちゃ。ん、憲邇さま、やっぱり長いです、えへへ……ああ……いっぱい、いっぱい……いっぱい……


 朝からえっちしてうれしがる、みゆはいんらんだ。ぺ、ペットだから、いいよね。猫さんえっちなんだ、きっと。


「憲邇さま……たくさん、すぎます……よいしょっと」


 あふれた分をすくって、口に戻してく。ああ、つばと混じってすごい味がする……憲邇さまの味……いやらしい味……


 みゆ、飲めるもん。憲邇さまのだから、飲めるもんね。全然苦く、ないんだから。


「まだ飲むなよ、毎度こうするぞ、みゆが味わうまで飲んじゃダメだ」


「はぁい……ん、憲邇さま……ん、ん……」


 ねばねばぁ。ぐちゃぐちゃ、どろどろです。いやらしい味、しますよ。憲邇さまの甘い味も、します……


 見つめあうと、とろけそう。


「口開けて」


「……」


「いいよ、飲んで」


「はぃ、んっ……はぁ
 憲邇さまの味……」


 入っていきました。みゆ、飲んじゃいました。おなかに、たまってきます……憲邇さまが、入ってくる……憲邇さまが入ってくるの、いっつもうれしい。


「いい顔だ、ちょっといいかな、携帯でいいや、撮ろう。はいみゆ、こっち向いて」


「……えぅ」


 恥ずかしいです。みゆはだかで、首輪着けてて、くわえたあとだからお口汚れてます。で、でもいっか。憲邇さまのえっちのケータイだもんね。


 ぱしゃっ。とられちゃった。あとでいじられるんだ、こんなことしてたんだよって。ひどいんだ、うふふ。


 ふわぁ、憲邇さまのやらしいにおい、いっぱいだ、みゆ……どれいらしいなぁ、うれしいなぁ。どうしよう。


 あ、あれ。ほっとしたらおしっこしたくなってきちゃった。そういえば起きたばっかだもんね、朝は行きたくなるし。


「あ、あの、憲邇さま。みゆおしっこしたいです」


「ああ、わかったよ。ちょっと待って、外すから。あ、口の周り、拭くなよ? みゆは猫さんなんだ、猫さんは口を拭かないからね」


「えぅ……ふいたと思うけどなぁ」


 でも憲邇さまが言うなら、ふかないの。白いのが流れたあとが残ってると思うけど、いいの。みゆ、いんらんだから。


 憲邇さま、もっと言ってください。みゆはえむです……


「はい、外れた。じゃあ行こうか。あ、そうそう」


 にっこり。「みゆは猫さんだから、四つ足で歩くんだ。わかるよね?」


「……は、はぃ」


 ほんとにペットだ。どれいです。ひもでつながれたまま、みゆは四つんばいで、歩いてくの……


 憲邇さまの、ペット。ペットだ、ペットなんだ。しはいされてるんだ……


 うれしい。


 憲邇さまの部屋を出て、ろうかを歩いてく。あ、朝早いからだれもいないよね? いても
良子(りょうこ)さんだけだよね。大丈夫だよね。


 ゆっくり、ゆっくり、憲邇さまのあとをついていく。お散歩もこんな感じかなぁ。いいなぁ。憲邇さまに猫さんでついてくの。いいなぁ。みゆ、へんたいだなぁ。


 だって憲邇さま、おっきいもん。見上げてるとなんだか、ぐってくるもん。


 あれ、こっちトイレじゃありませんよ? ど、どこ行くんだろ。こっち、お庭……


 がらがら、引き戸を開けて。憲邇さまは外のぞうりを、はいた。


「おいでみゆ、ちょっと痛いかもしれないけど我慢するんだ」


「え、えと」


「庭でおしっこするんだ。大丈夫、うちは塀があるから見えっこないよ」


「……」


 ほんとに猫さんだ。なりきるんだ。おそるおそる、左手を、前に、出して、まずは、大きな石の上に、乗せる。それからゆっくり、右手を置いて、左足、右足、また左手……


 お庭に、出ちゃった。はだかで首輪で、出ちゃった。ひもつき。憲邇さまと一緒に。草の上は良子さんのお手入れがすごくて、全然痛くなんてなかった。


「さあ、好きなとこでおやり。見ててあげる」


「は、はぃ。えと、えっと」


 高いへいのすぐそばで、木もあるとこがいいな。あ、あそこにしよっと。ここなら外から、絶対見えっこないよね。


 ……あ、あれ。そうだ。ここおトイレじゃないから、座れない。ど、どうやろう。猫さんのポーズ、かなぁ? 猫さんどうやっておしっこしてるんだろ。見たことないしなぁ。


「ああ、もしかしてみゆは猫さんがどうおしっこをしてるか知らないの?」


「は、はぃ」


「……あれ、そういえば私も知らないや。うん、じゃあ犬さんのやり方でやろう。あっちは知ってるんだ、そこの木にかける感じで、片足上げて?」


「……」


 恥ずかしいです。それじゃあ、丸見えです。


「今さらなに恥ずかしがってるんだ、あんなに見たぞ?」


「それとこれとは違いますぅ」


「なんでなんだ、理解できん。裸で首輪までつけてるくせに、ほら、やれっ」


「あぅっ」


 ひもひっぱられた。ううう、ひどいんだ。みゆ、猫さんじゃありません。猫さんだけど。


 ……びりっと、したけど。うれしかったんだ、今の。みゆ、どうかしてるなぁ。ううう。


 ゆっくりゆっくり、左足、上げて。そばの木におしっこかけるように、した。憲邇さまのとこからは、あそこが丸見えで、とっても恥ずかしい。どれだけ見ても許してくれない顔してる。ひどいです、憲邇さま……見ないでください。


 ああ、でも……おしっこ、出ちゃう……ちろ、ちろ……出てる……おしっこしてるとこ、見られてる、憲邇さまに……恥ずかしい……まゆちゃん、すごいなぁ……ううう……


 お庭の木におしっこかけちゃった。い、いいのかなぁ。今日も明日も猫さんだから、毎回ここなんだろうなぁ。平気かなぁ。


「よしよし、よくできたね。じゃあ戻ろうか」


「……はぃ」


 猫さんだからやっぱり、ふかせてくれない。もうわかったの。みゆはそういう、ペットなんだって。憲邇さまのペット。自覚、出てきたな、へへ。


 口もあそこも汚れたまま、おうちに戻っていった。憲邇さまに引っ張られながら。


「よし、じゃあ汚れたことだし、お風呂に入ろうか」


「え、いいんですか?」


「私も入りたいしね。みゆ猫さんを洗ってあげるよ」


「わぁ、うれしいです」


「よしよし、芽生えてきたな。ついておいで」


「はい」


 お風呂場までとことこ、歩いてく。だれも会いませんように。みゆ、あっちもこっちもぬれてるから見られたくないの。とことこ、平気かなぁ。だれもいる気、しないけど。とことこ。ちょっぴりきんちょうする。


 着いた。よかったぁ。憲邇さまが開けたあとに入っていく。ばたん。よかったぁ。


 憲邇さまはすぐにはだかになって、またぐいぐい、みゆを引っ張ってくれた。はい、ついてきます。にゃあ。


 お風呂場でシャワー。浴びせてもらっちゃった。やっとお口とあそこがきれいになる。さっぱりです。憲邇さまのにおい、飛んでっちゃったけど、しょうがないよね。


「よし、洗ってやろう。昨日お風呂に入れてないからね」


「はい、お願いします」


 それから憲邇さまにごしごし、してもらっちゃった。へへ、うれしいな。猫さんっていいかも。うでも、足も、おなかも、背中も、全部ごしごし。えへへ。うれしいな。き、きちんとあそことお尻も、おっぱいも洗ってもらったけど。


 かい主さまに洗ってもらえて、みゆ、しあわせ。


「よし、綺麗になった。そこで待ってなさい、私は一風呂浴びる」


「はい」


 そうだよね、猫さんお風呂に入れてくれないよねぇ。いいの。憲邇さま見てるだけで、あったかくなります。


「ああいい気持ちだ……みゆ猫さんが猫じゃなかったら一緒に入れるのになぁ」


「そ、そうですね。残念です」


「ふふ、全然残念そうじゃないね? そろそろ、自分が猫だってわかってきたのかな?」


「……はぃ。わかってきました。みゆは、憲邇さまの猫さんなんです」


「よろしい。ふふ、なんだかみゆが尻尾を振っているようにすら見えてきたよ。ああそうか、そういう手もあるなぁ」


「? 憲邇さま?」


「いやなんでもない、みゆには早そうだ。まあ、用意だけしておこうっと。よし、そろそろ上がるか」


 ざばっと憲邇さまが上がる。う、うわ、見ちゃった。見ないようにしてたのに、ううう。


 それから着替えるところでも猫さんだから、ふいてもらっちゃった。うれしくって、にゃあにゃあ鳴きそう。


 はだかで、尻尾ふりふりしながら。憲邇さまについてった。お部屋に入って、ベッドにつながれて。着替える憲邇さまを、見送るの。


「じゃあ、朝練に行ってくる。ジョギングね」


「はい、いってらっしゃいませ、憲邇さま」


「すぐ戻ってくるけど、きちんとお留守番してなさい。鳴いちゃダメだよ」


「はい憲邇さま」


 がちゃり。憲邇さま行っちゃった。ふう。


 これなら三日なんて、すぐだな。憲邇さまうれしいことばっかりだもん。簡単だなぁ。一生でもいいなぁ。一生、憲邇さまの猫さん……


 みゆはいんらんです。えへへ。
















 何度読み直しても興奮する。自分で書いている日記なのに、何度でも読んでしまう。特にあの、海の日のこと。思い出しただけでぞくぞくと駆け上がってくるものがある。


 
長坂(ながさか)(めぐみ)として、憲邇様の奴隷の日々が、赤裸々に描かれているのだから。こんなの会社の同僚にも、友人にも教えられない。ううん、教えたくないな。ほかの愛人たちの中だけにしまっておきたい。


 ああでも、何回も憲邇様の精子を卑しい膣で受け止めたんだよねぇ。嬉しいなぁ。日記を読むと回数が丸わかりだ。こんなにナカダシされたんだよねぇ。いいのかなぁ。すぐ妊娠しちゃうよ。できちゃったら、産みたいなぁ。家族だって説得してみせる。産みたい。育ててみせる。産みたい。


 私の名前を、恵んでもらっているのだから。名前のとおり、恵んでも、あげたい。


 さてと。本日のバストアップ体操も終わったし、朝ご飯だ。
(ともえ)さんに教えてもらったの、本当に効果あるのかなぁ。両方やってるけど、大丈夫かな? 大きくなってくれると嬉しいんだけど、憲邇様どっちも好きだからね。大きくしたいな、うん。


 今日は食べさせあいっこは
静香(しずか)ちゃん、料理当番は私と巴さん。大勢の料理を作るのってとっても楽しくって、作り甲斐もあった。


「おはようございます」


「お、おはようございます」


 メイド服に身を包んだ巴さんと台所で鉢合わせ。相変わらず美人だなぁ。まだメイド服に慣れてなくって、しばらくこのままだっていうの大変そう。私より若いんだからコスプレくらいのりのりかと思ってた。


 巴さんはやっぱり忙しかったからか、お料理はあんまり上手じゃなかった。でも勉強熱心ですごく練習してる。あっという間にめきめき腕を上げてて、私なんてすぐ抜かれそう。頑張り屋さんな巴さんもまた、綺麗だった。


「よし、できた。みんなを起こしてきますね」


 エプロン姿を翻らせて、巴さんがぱたぱたと駆けていく。すっかりこの家のメイドさんだ。元トップモデルをメイドにできるのも、憲邇様の人徳ですね。


 食堂にみんなが集合する。こうしてみると壮観だなぁ。こんなに大勢囲ってるんだよね。みんなにこにこ、いがみ合ったことなんて本当にない。わいわい騒がしい朝の食卓にも、私だって慣れてきた。


 この家で同棲したい。そんな淡い願いを、抱きつつ。


「あれ、みゆちゃんどこ? いないじゃん」


「けっ、憲邇、食べましょうかっ」


「? みゆおねえちゃんはー? お兄ちゃんかくしちゃったの?」


「みゆは来れないんだ、ちょっとね。私の部屋にいるよ、会いたかったら尋ねるといい」


「? へんなの。憲邇さんまた寝かせなかったの?」


「まあ、それに近いかな。さ、食べよう。大丈夫、病気じゃないから」


「はぁい。いただきまーすっ」


 元気な
奈々穂(ななほ)ちゃんの声とともに不審がりつつ、朝ご飯。なんだかお母さんの柚香里(ゆかり)さんがそわそわしていて気になる。どうかしたのかな。


「愛ちゃんは行かないほうがいいと思いますよ」良子ちゃんはしんみりと言った。


「どうして?」


「行くときっと後悔します。せっかくのお休みですので、お買い物付き合ってくださいよ」


「うん、いいよ。これだけ多いと本当、お塩とかおしょうゆとかすぐなくなっちゃうね」


「そうですねぇ、仕方ありませんけど。ご主人様が最近食欲旺盛なのもありますね」


 本当。憲邇様ぱくぱくもぐもぐ、よく食べるようになってた。最初の頃は普通だったのに、どうしてかなぁ。


 でも、なんでだろう。おいしそうに自分の手料理をあんなにたくさん食べてもらえるのって、嬉しくってたまらない。ありがたいなぁ、ふふ。


「きょうはねぇ、さくらえんのみんなとぷーるいくんだぁ。広子お母さんがね、このまえいけなかったからいっていいよって、いってくれたの」


「そっか、よかったね」


「うんっ。みずぎもかわいいのかったんだぁ。あとでせんせぇに見せたげるね」


「ありがとう、見たいなぁ、奈々穂の水着姿」


「えっへっへぇ。がばぁしちゃやだよ? 見せるだけだからね」


「それは残念だ」


「うふふ。せんせぇがばぁは、よるがいいの。おひるからはやだよ、ねぇさえこお母さん?」


「そうねぇ、お母さんはどっちでもいいわぁ。お母さんえっちっちだから」


「えーそうなの? ななほにはえっちっちはだめっていうのに」


「もうちょっとしたらえっちっちもいいって言うわ、待ってなさい」


「はぁい。ななほもえっちっちだけどなぁ。せんせぇお兄ちゃんといっしゅうかんになんかいもやっちゃって」


「へー、奈々穂ちゃんも何回もしてるんだ?」


「うん。ね、こしょこしょばなししよ? まゆおねえちゃんなんかい?」


 全然内緒話になってない。丸聞こえだよ。


「あたしね、一週間に三回だよ。おとといもしたばっかなんだ」


「ななほとおんなじだね。ななほもね、きのうがばぁされたばっかなの」


「そっかぁ、一緒だね。憲邇さんやさしいでしょ?」


「うん。せんせぇお兄ちゃんすっごくやさしくってななほめろめろなの。ないしょだよ?」


「うん、ないしょ」


 みんなの顔から笑みがこぼれてる。私もなんだかおかしかった。


「よっし、こしょこしょばなしおわりっと。めいどさん、ごはんおかわり」


「はいはい、よく食べるわね」


 すぐに動こうとする良子ちゃんは必死に巴さんに譲ろうと体を抑えてた。巴さんに覚えさせようって先輩らしく努めてる。なんだかちょっとおかしいけど。


「みゆちゃんもよく食べ、あ、いないんだった」


「みゆもよく食べるよねぇ。まあ、みゆにしてはだけど」


「わ、わたしに似て少食なのかしら。
詩音(ふみね)ちゃんももっと食べていいのよ?」


「ぅ、うん。おいしいからちゃんと全部食べるよ」


 詩音ちゃんも誕生日が明けてからちょっとだけ食べるようになってた。絵もすごいスピードで描くようになったんだって。絵を売ることには、したのかな。していいと思うけどな、素敵だよ。


花織(かおり)ももう少し好き嫌いを失くすよう努力して下さいな」


「いやですわ、しいたけだけは食べられませんの。ピーマンもいやですわ」


「まあ、大きくなれませんわよ? お母さまのようにスタイル抜群になるには、好き嫌いを失くすのが一番ですの」


「か、
花雪(かゆき)っ、お止めなさいな」


「うぅん、そう言われますと……私もお母さまのようになりたいですし……まゆちゃん、自分では食べられませんの。食べさせてくれません?」


「いいよ、はい、あーん」


「……ぷぁっ。うう、まずいです。やっぱり無理ですわ」


「うぅん、これは改善の余地ありですね。
春花(はるか)さん、一緒にメニューを考えましょう」


「ええ、そうですわね。良子さんが一緒なら心強いですわ。好き嫌いがなくなるような献立を考えなくては」


「うう、
深町(ふかまち)のお兄さまは好ききらいありませんの?」


「そういえば……食べられないものって思いつかないなぁ、うん、おいしい」


 静香ちゃんの絶え間ないあーん。あーん、あーん、あーん。ふふ。静香ちゃん、自分も食べなよ、全然減ってないよ。


「憲邇くん昔はらっきょが苦手だったんだけどね、すぐ克服しちゃってねぇ」


 母親の
紗絵子(さえこ)さんが思いつかないんじゃあきっとないんだろうね。すごいなぁ、私貝類がちょっと苦手なの、治したいんだけど。


「憲邇さん納豆は?」


「いけるよ、おいしいじゃないか」


「せんせぇからいの食べれるの?」


「もちろんだよ」


「マスターすごいです」


「そうかな、そんなことないよ。ああでも、食べられないわけじゃないけど酢豚にパイナップルは許せないね」


「ああ、ご主人様怒り狂ってましたね」


 え、そうなんだ。普通においしいと思うけどな。


「あんなの邪道だよ。カレーにシーフードもどうかしてるね」


「憲邇子供の頃は食べてたんだけどね、高校ぐらいからかなぁ。急にこだわりだして」


「子供の頃は無邪気だったんだよ。本格的に嫌いになったのは医者になってからかな? 今じゃもう、見るのも嫌だね」


 へぇ、こだわりだ。面白いな。


「えーおいしいじゃん。花織ちゃんも好きでしょ?」


「酢豚はまだ食べたことありませんわ。カレーライスはありますの。おいしいですわ。でもシーフードはまだですの」


「そっかぁ。おいしいよ、どっちも」


 まゆちゃん、前はシーフードカレーはダメだって言ってたらしいけど、いろいろあっておいしいみたい。子供ってころころ好き嫌い変わるのかなぁ。


「なに、まゆも邪道党の手先だったのか」


「なにそれ」


「まあ話すと長くなるけど、要は私は嫌なんだよ、酢豚にパイナップルだの、シーフードカレーだの。普通の料理に果物混ぜるな、カレーに魚介は混ぜるな、だね」


「なんでぇ?」


「なんでだろうねぇ。一応食べられるけど、食べたくはないんだ。邪道なんだよ。お好み焼きの広島風も正直ダサいね、あれも邪道だ。そばなんて足すもんじゃない」


「はぁ。せんせの意外な一面だ。そういうこだわりないって思ってた」


「私もですわ。意外ですの」


 春花さんは食のこだわり薄そうですからね。というか、あんまりなさそうな人ばっかりだ。


 だから簡単に、覚えられるな。みんな覚えた顔、してる。


「しょうがないわね、憲邇ったら。全然変わってないんだから」


 柚香里さん笑ってる。


「みんなはそういう食のこだわり、ないの?」


「ないよねぇ。ご飯おいしいもん」まゆちゃんはまだ子供だし。


「ないよね、詩音ちゃん」


「はぃ、ないですよね、巴さんも」


「ええ。そういう生活じゃなかったし」


「ええ? みんなないの? そうかぁ、私が男だからかもしれないなぁ」


 確かにそうかもしれませんね。みんなないんですから。


「まあ、憲邇くんがそんな困った人なら仕方ないわ。酢豚にパイナップルは避けてあげる」


「そうね、憲ちんの好き嫌いってことで」


 憲ちん。そう楽しそうに呼べる唯一の柚香里さん、いいなぁ。


「お母さん、あたしの分パイナップル入れてよ、ね?」


「ええ、いいわよ。あなた面白いところあるのね、ふふ」


「そうかな、そんなことないよ。絶対あると思ったんだけどなぁ」


 きっとこれからできてきますよ。この家は良子ちゃんっていうおいしいお料理製造マシーンがいるんですから。


「まあいいや、おいお前、鞄取ってきてくれ」


 え、私? 自分を指差すと「早くしろ」との仰せが。慌てて立ち上がり、初めての鞄お使いに駆け出していく。急がなくっちゃ。ああもう、私ったらぐずで。


 お前。意識する、言葉。魔法のおまじないのような、合言葉のような。


 扉を開ける鍵に、近い。


 開けた扉の先で、みゆちゃんが裸で蹲っていた。……必死に小さい両腕で胸とあそこを隠している。よく見ると首輪が首に備え付けてあり、紐でベッドに縛られているのもわかった。すぐ傍に犬猫用の餌箱がある。


 羨ましい、と、心底思った。


「あ、あのっ、閉めてくださいっ」


「ああ、ごめん」


 とりあえず閉めておく。思わず見入っちゃった。みゆちゃん、いい格好にされてるから。


「み、みゆちゃん? なにしてるの?」


「け、あの、憲邇さまに、かってもらってるんです」


 耳を疑った。本当なら、これほど嬉しいことはない。


「飼うって、ペットみたいにってこと」


「はい。みゆは今日と明日、憲邇さまの猫さんなんです」


 やられてることは犬だと思うけど、まあいいか。みゆちゃんは猫っぽいしね。


「いいなぁ、すごく羨ましい」


「そ、そうですか? 愛さんもやりたいんですか?」


「うん、すごく。一生ここに監禁されたいな」


「そうですか。そうですよねぇ。憲邇さまに一生ここにいなさいって言われるとうれしいですよねぇ」


 私に比肩するくらいのマゾだなぁ。七歳なのにこんなに調教してもらえて、さぞ嬉しいことだろうなぁ。


「ね、どうやってお願いしたの?」


「け、憲邇さまがやりなさいって。お、おしおきなんです」


「そっかぁ。いいなぁ。私もお仕置きされたいなぁ」


「ち、チケット使えば、きっとしてくれますよ」


「うん、そうする。えっと、そうだ鞄鞄っと」


 あった。よいしょっと。「じゃあ行くね、頑張ってねみゆちゃん」


「はい。あ、あの、みなさんにはないしょですよ?」


「そう? わかった、黙っとく」


 扉を閉める。すごいなぁ。みゆちゃん、綺麗だったな。美しい、白い肌。すべすべ。


 私も一緒に、お願いしたいな。インターネットで一番になったら、お願いしようかな。


 すぐに走って戻ってくと憲邇様はわかっているのかにっこりだった。


「ありがとう。どうだった?」


「はい、とっても嬉しかったです」


「えーっと、まあいいか。ありがとう。じゃあいってきます」


「いってらっしゃい」


 玄関へ出て、みんなが一列へ。全員にキスが行き渡るのにちょっとの時間。


 なんて待ち遠しい。


 何度口付けを交わしても、憲邇様とのキスは夢心地だった。気持ちいい、キスだけで。


 車までは見送れない、悲しい見送り女たちだけど。愛人だからしょうがないよね。


「さて、じゃあ奈々穂、プール行きましょうか」


「うんっ」


「あたし
大悟(だいご)と会ってこなきゃ。いってきます」静香ちゃん。


「あたしも遊んでくるねっ」まゆちゃん。


「はいいってらっしゃい」


 良子ちゃん慣れてるなぁ。今日日曜日だからみんな泊まりが多いよね。
(いずみ)さんも来るかもしれないし。


 八月二日、日曜日。せっかくのお休みだし、うんと羽を伸ばそう。


 せっかくの八月、えっち強化月間だからいやらしいことの一つでも、したいけど。みゆちゃん、いいなぁ。憲邇様に指令、ねだろうかなぁ。うぅんダメだよね、ねだるものじゃあ、ないよね。


 何度携帯を見ても。ため息しか返ってこなかった。








 タイムセールまではまだ時間があるので軽くウィンドウショッピング。でもなぁ。欲しいものなんて、ウィンドウの向こうにあった試しないよ。


「愛ちゃんもうちょっとショッピングをしたほうがいいですよ、欲しいものを買うって楽しいじゃないですか」


「そうかなぁ。なにか買うより、我慢したほうがいいよ」


「そうですか? わかりませんねぇ」


「我慢して、本当に欲しいのだけ買ってたかなぁ。本当に必要なのだけ。だからお化粧品とか少なくって」


「ああ、異常な少なさでしたね。私でさえ少ないと思いましたもの」


 そうかな、お化粧やり始めって、一、二品程度じゃない? 私全然してこなかったからわからなくって。会社じゃすっぴんだし。


「おでこちゃんおでこちゃん、このミニクッションかわいいと思いませんか」


「あ、ふわふわだね」


 触るとふわふわの青いチェック柄だ。ていうか、おでこちゃんって言うのやめてよ。憲邇様が言うからカチューシャ着けてるのに。


「買いたいと思いませんか」


「うぅん、でもやっぱりいいよ。今度にする」


「そうして我慢して我慢してよりは、買っちゃったほうがいいですよ」


「そうかなぁ。買わないほうがいいと思うけどなぁ」


「もしかして仕送りでもして自分は節制とか?」


「あ、仕送りはしてるよ。そりゃあね。でも節制はどうかなぁ。貯金は貯まってるけど」


「ほうほう。具体的な額をごにょごにょしてください」


 耳もとでこっそり。あ、驚かれた。


「愛ちゃん、それは節約しすぎですよ。というか、ものを買ってませんね?」


「買ってるよ、お洋服とか、食材とか」


「ちなみに私は精々これだけです」


 また耳もとでこっそり。ふぅん。確かに私より少ないね。


「一度自宅へ案内してくださいな。遊びを忘れるとすぐ老けますよ?」


「そう、かな。冗談通じないねってよく言われるけど」


 ひどく納得された。なんでだろう。


「実は私実家が弁護士一家でお金はあるんですよ、散財してるだけで。メイド仕事もお遊びなんです」


「そうなんだ。いけないよ、仕事をお遊びだなんて」


「……本当に通じませんね。冗談ですよ」


「あ、そ、そうなんだ。ごめん、ほんとに通じてないね」


 うわ、私ダメな人かも。


「まあまあ、ある種純粋ともいえますよ。気にしないで、これから遊んでけばいいんです。ということで今度の旅行プランを一緒に考えましょうよ、楽しいですよ」


「うん、頑張る」


「頑張るんじゃないんですけど、まあいいです。日帰りなのが玉に瑕ですよねぇ。どうしたものでしょうか」


「お医者さんって有給とらないの?」


「とれるような状況でないらしいですよ。みんな忙しいそうで」


「ふぅん、そうなんだ」


 それなのにあそこまでしてくれる憲邇様ってすごいよね。こっちの都合はなるべく抑えなきゃ。


 それから二人でぶらぶらしてると(良子ちゃんは衝動買いしやすい性質みたい)、会社の先輩に出くわした。


「あ、どうもこんにちは」


「おっす、こんにちは長坂ちゃん。こちらは?」


「小学校の同級生の良子ちゃんです」


葛西(かさい)良子です。どうも」


「や、どうも。僕は長坂ちゃんの同僚の
岡田(おかだ)です。長坂ちゃんにはいつも癒しになってもらっています。いやほんと、長坂ちゃん最近色っぽくなってなぁ、うちにワイフがいなかったら長坂ちゃんにしてるところだ。はっはっは」


「はぁ」


 いつもこんな調子でべらべらまくしたてる、大柄な人。先輩として仕事はできるし、いい人なんだけど、なんだかおかしいんだ。


「小学校の同期たぁ、いいねぇ。僕の同級生はあっちゃこっちゃ飛んじゃってなかなか会えないんだ、大切にしたまえ」


「はい」


「あの、愛ちゃん会社ではどうですか?」


「ん? さっきも言ったが、うちは顔で長坂ちゃんを採ったからね、いい癒しになっているんだ」


 こういう、冗談はわかるけど。


「ただ真面目すぎるきらいがあるな、君は。もっと楽にしたまえ、楽に。仕事に打ち込んでもいいことないぞ、僕が言うんだ、保証する」


「打ち込んでるわけじゃないですよ。それに息抜きの方法はわかってます」


 えっちですから。


「なんと、いらんお世話だったか、ショックだな。長坂ちゃんにはいろいろあらぬことまで教えたかったというのに、いやほんと」


「なんだ、かわいがってもらってるじゃない」


「うん」


「はっはっは。仕事振りは文句ないよ。ただもうちょっと愛想振りまいてくれるとみんなの意気があがるなぁ。最近長坂ちゃんがいいなと思ってる社員は増えてるんだぞ、ほんとだぞ」


「またまた嘘ばっかり」


 軽く笑うけど、でも大柄な人も真面目な顔してた。


「いやほんと。僕が一番懇意じゃないか、取り次いでくれっていう不埒なやつが多いんだ。なにかあった?」


「さぁ。最近彼氏できましたけど」


「ほう! それは素晴らしい。僕もワイフができてから人が変わったと言われてね、いや向こうが外国人だからかもしれないけれど、はっはっは! そうだ君、会社へ来るんだ、軽く化粧くらいしたまえ。女性社員みんなひそひそ言ってるぞ、君だけだって」


「そう、ですか? でも仕事でお化粧は、私は事務ですし」


「なにを言う、会社における女子とは華じゃないか、華! 制服なんぞ本来はいらんのだ、着飾ればいい! せめてメイクに身を包みたまえ!」


「はぁ……」やっぱり変だ、この人。


「でもそうですよ、愛ちゃん。お仕事とはいえ、軽くお化粧しましょうよ、練習がてら」


「そう? そうかなぁ、じゃあ、試しに」


「うむ、いいぞいいぞ。仲良きことは美しきかな。やぁ君もいっとう美人じゃあないか、ワイフがいなかったらほっとかないぞ、僕は」


 誰にでも言ってるなぁ、この調子だと。


「ダーリン! 
Come he、こっち来て!」


「おお、今行く! ではさらばだ、これからも仲良くしてくれたまえよ。待たせたね、
my sweet angel


 妙に綺麗な発音で向こうにいる金髪の奥さんに語りかけている先輩。本当に臆面もなくあんなに恥ずかしいことを言えるなんてすごい、と、憲邇様もそうだと気付いて愕然としてしまった。うん、オーバーアクションじゃないけど、抱きつくのは一緒だな。


「ずいぶん面白いところで働いてるんですね」


「うぅん、あの人だけだよ」


「はっはっは。ジェラシーなんかしなくていいさ、僕の瞳には君しか映っていないよ」


 声、大きい。








 仕方ないので良子ちゃんお勧めのお化粧品をいくつか買い、使い方も習い、お仕事でのものと決める。これは、しょうがないっか。買うのも。


 タイムセールの嵐を潜り抜け、帰宅するともういい時間。夕食の準備を始めないといけなくって大変だ。これ、良子ちゃん本当すごいな。朝はお洗濯もあるしお掃除だって、本当すごい。


「慣れですよ慣れ。ふふ、ありがとうございますね。ではメイド助手と一緒に頑張ってください」


「うん、巴さん、頑張ろうね」


「う、うん」


 まだ動きがぎこちないな。あ、憲邇様のお部屋行っちゃったかな? だったら驚くよね、巴さん清純だもの。


 私は穢れた、性奴隷だから。


 どうやら泉さんも来ていたらしく、まゆちゃんと一緒に「今日の献立はー?」と聞いてきた(子供みたい)。今日はオムライスとコンソメスープにサラダと、黒豆の煮豆でしょ、浅漬け、かれいの煮つけでしょ、ひじきのそぼろ煮、ええっとあとは、デザートにプリンか。和洋折衷っていうか、ごちゃごちゃだね。いつものことだけど。みんなでつまむからね。煮物多かったかな、うぅん。


「あ、そうそう。あいつがピザも頼んどいてだってさ」


 あいつって呼べるのもすごいな。「うん、わかった」


「また誰かやらせるのかしらね、どうかしてるわ、昨日の今日で」


 そうかなぁ、嬉しいけど。あ、これだね、印つけてある。電話しておこう。やっぱりマルガリータ。


 注文を終えて調理再開。たくさんのお料理を作っていった。まだ良子ちゃんみたく鼻歌交じりにはできないけど、でもなんとか。よし。大体完成したところでインターホンも鳴り、ピザが届いた(今日はなんにもないみたい、昨日と同じ人だ)。あとは憲邇様だけだね、もう帰ってくると思うけど。


「ねぇねぇ愛さん、パティがね、大体完成したんだって、ホームページ」


「あ、そうなんですか」


「まだまだ画は少ないんだけどね。良子さんにも言ったけど、許可は取ってきたの?」


「はい、次の日に二人で」


 良子ちゃんとっても恥ずかしがってた。写真撮っとけばよかったな。


「そう。じゃあ本日から開局するって、三人で言わなきゃね」


「はい」


「じゃあ、それだけだから。一応見とく? やらしいわよー?」


「そうですね、あとで見ておきたいです」


「あらあら、良子さんとは違うのねぇ、ふふ。じゃあ一緒に見ましょうか、どっちがえっちっちか、勝負よ?」


「はい。でもお金とって有料会員募集なら良子ちゃんが一番じゃないかなぁ」


「そんなことないわ、私が一番よ」


「そうかもしれませんね」


 私は一番、ダメだろうな。それがいいな、うん、いい。


「あらあら、自分に自信を持ちなさい、あなたはかわいいわ、私が保証する」


 なんだか今日二回目だ。「ありがとう、ございます」


「せんせー帰ってきましたよー」


 みんな行かなくちゃ。どたどた、玄関に集まって。


「ただいま」


「おかえりなさい」


 キスを、してもらうの。


「さて、絵里、まゆ、出ようか」


「え、どしたの?」


「あなた、ご飯は食べてきましょうよ、せっかく作ったんだから。それからでもいいわ。まゆ、今日は三人で出かける予定だったのよ」


「そうなの? 別にいいのに。憲邇さんがばぁしてくれるからさ」


「いやいや、行こうよ。ご飯食べてからでいいからさ。どこ行くか決めてないくらいなんだ、適当に」


「ふぅん、憲邇さんダメダメだね。じゃあさ、お店行こうよお店。デパートとか! 見てるだけで楽しいじゃん」


「そうね、楽でいいわ。そうしましょう」


「よし決まりだ。でもまあ、ゆっくり食べよう」


「はーい」


 みんなでお食事。楽しいな。一人より大勢、だね。


「きょうねぇ、ななほね、ざぱーんってやったんだぁ。ぷーる!」


「そうかぁ、それはよかったね」


「奈々穂ったら桜園の子供たちばったばったと倒していくのよ、困ったものだったわ」


「えー? だってあっちがよわいんだもん。ななほがぐおおってするとね、すぐばたんきゅうしちゃうんだぁ」


「ダメダメ奈々穂ちゃん、強いんだから手加減してあげないと。メガネお姉さんが言うのだから間違いありません」


「そお? そっかぁ。ななほつよいのかなぁ」


「強い強い、あたしといい勝負だかんね。今度はあたしも連れてってよ、勝負しよ?」


「いいよ、ななほまけないもん。ざばあすいすい、かっちゃうからねっ」


「あはははは」


 奈々穂ちゃんもまゆちゃんも相変わらず元気だなぁ。みゆちゃんはおとなし、あ、いないんだった。今頃なにしてるのかな。ご飯はどうしてるんだろ?


「そうそうご主人様、こほん。ホームページが完成したので、本日より始めたいと思います」


「うん、どうぞ。じゃあ面倒だから今月いっぱいをまず一区切りにして、それから一月単位にしようか」


「はいご主人様。よろしいですね、二人とも」


「うん」「ええ」


「ほーむぺーじ?」


「まあ、いやらしい。三人に増えたのですね、どうかしておりますわ」


「お母さま? なんですの、いったい」


「えっ。え、えっと……ふ、深町様、お願いします」


「うん。三人のえっちな写真とか動画を、インターネットのホームページってところに作るんだ、簡単に言うと。それを見てもらって、一番多く人が集まった人にご褒美を考えてる。ああそれと、有料会員制にするんだよね? だからお金を払ってえっちな画像や動画を買ってもらう形になるんだ。それの売り上げも考えて一番を決めるんだ。ビリにはお仕置き」


「まあ……いやらしいっ」


 花雪ちゃん真っ赤だね。み、みんなもだ。そんなに恥ずかしいかなぁ。


「ふぅん。よくわかんないや」


「自分のえっちな写真とかよくネットに流せますね。あたし無理、絶対いや」


「静香のはさすがにまずいさ。やりたいっていう成人女性三人たっての願いなんだ、ね?」


「はいご主人様」「はい憲邇様」「ええ憲邇くん」


「でも憲邇の趣味でしょう、憲邇が先に言ったんでしょう?」


「まあ、うん」


「ああやだやだ、弟は最低だわ。間違ってもみゆにも詩音ちゃんにもしないでよね」


 自分には、って、言わないんですね。


「するわけないだろう、安心して」


「……あんなこと、してるくせに」


 なんだろ、小さくてよく聞こえなかった。


「せんせーったら、もう、ふふ。あたし……うぅん、あたしも勘弁ですよっ」


「あたしもっ、やだからねっ」


「うん、泉も巴も多分やらないよ。これはどうしてもって言う人だけにしようかと思うんだ。さすがにね、私の女を大勢にひけらかすのは趣味が悪い」


「そんなこと言って、あ、あなた、将来まゆが大きくなったらやらせるんじゃないでしょうね? やめてよねっ」


「そう? 憲邇さんが言うならいいよ? しし、あたしおっきくなったらせっくしーになるからねっ。水着くらいならいいかなぁ」


「そういうんじゃあないよ。本当にやらしい写真なんだ。私が撮ってるようなやつを、インターネットに流す、ああ作るんだ」


「えー? 憲邇さんへんたいだねっ」


「ですよ。せんせ、あたしは大きくなってもいやですからねっ」


「わかってるって。安心して」


「でもあたし、メイド野郎のホームページは見てみたいなぁ。ちょっとだけいいですか?」


「ええどうぞ。どうせ大勢に見られるんですから、泉さんだってどんとこいです」


「ふふふ、そうやって度胸あるフリをしてられるのも今のうちかしら。あなたどんなホームページができたか知らないでしょう? 見ておきなさい、損するわよ」


「け、結構です」


「みみ、見といたほうが、いいですよ。わた、私、かなりえっちっちなの選びましたから」


「……ほ、本当? え、えっと、じゃ、じゃあ……」


「ええ、ていうか三人とも、パティちゃんに作らせたの? せんせー?」


「え、パティが作ってたのか?」


「はは、はい」


「それは知らなかったなぁ。てっきり三人が知らないなりに作るかと。うぅん、さすがにまずかったかもしれない」


「大丈夫よ憲邇くん。私も手伝ったし、その、パティはほとんど見てないしね」


「それでよく作れたものだ。まあ、いいか。パティももう色をよく知っているからね」


「はは、はいっ。ますたぁに教えてもらいまひたっ」


「こっ、こんな小学生に作らせちゃまずいでしょう。憲邇っ、あなたが作りなさいよ」


「うぅん、いいと思うよ。なにも知らないのでなくて、パティももう立派な女なんだから」


「……」


 それはそうだった。パティちゃんもめっきり色っぽくなり、しなを作るようになった。まだ小学六年生とはいえ、もう女だと思う。


 男を知れば、女だよ。


「しょうがないですねっ、せんせーの女ったらしっ」


「泉との式も進めないとね」


「そうですよっ、もうっ。パティちゃん、嫌だったらお姉さんに言うのよ、代わったげる」


「え、えと、大丈夫です。あんまり見ないで済みますから、へへへ」


「ああパティ、あなたいじらしいわ。ああかわいい、あとでおいしい杏仁豆腐食べさせたげる」


「い、いいよママ。わた、私も将来、自分の作るから練習なの」


「まあパティ、えっちっちね? ふふ、少なくとも六年後よ、早くにはダーメ」


「うん」


 パティちゃんも作るのか。そうすると四人で勝負だね。そっか、パティちゃんも
Mっぽいもんなぁ。六年後……絶世の美少女になってると思う。


 憲邇様の女の子は、みんな。


 みゆちゃんなんて、特に。


「ごちそうさま」


 ようやく食べ終えて、絵里さんまゆちゃんと一緒に、憲邇様はお出かけ。待ってなきゃ。今日も押し倒されるかもしれないし。


「じゃあ、またちょっと出てくるよ。絵里、まゆ、行こうか」


「うんっ」


「こらこら、走らないの」


「いってらっしゃい」


 また三人、夜の明かりの中へ消えていった。


 待つ時間。そわそわする。明日は仕事だから早くに帰ってもいいけど、でも。


 日曜日は、無理したい。憲邇様に押し倒されると、陰鬱な月曜日が楽しくなるから。


「愛さん、ホームページ見ましょうよ、ほらほら」


「はい」


 パソコンの前には泉さん、パティちゃん、紗絵子さんがいた。良子ちゃんは作っておいて見ないんだ、ふぅん。変なの。さっきはああ言って、意気地なし。


「どれどれ……」


「こう、こんな感じで、クリックすると大きく表示されるの」


「こう? あ……」


「……」


 固まる。私も覗き込んで、声を上げそうになった。


 顔はモザイクがかかってるけど、体つきは間違いなく紗絵子さんが、浜辺で、すぐ横を人が歩く中露出をしてる。胸とあそこを、自分でずらしてのぞかせてる。そんな画像がでかでかと画面いっぱいに表示され、ボカシの向こう、陰毛の具合までわかりそうだった。ちょっと薄め、かも。


「ここ、これが海での露出のやつ。ママが入れないでっていったけど、綺麗だったから」


「だ、ダメよパティ! こ、これだけはダメだわ!」


「こ、これは会員用のだから薄いの。さ、サンプルのほうはもっと濃いから、大丈夫」


「そういうことじゃなくって!」


「無料でもそれなりに画像はあったほうがいいから、ママのスナップを使ったの。これとか」


 今度は普通の紗絵子さんの水着姿だ。憲邇様が撮ったやつかな、にっこりしてるのがやっぱりボカシててもわかる。って、次の画像はやっぱりえっちな写真だ。紗絵子さんの部屋で、上半身裸で下着姿だ。


「ぱ、パティ、本当にこういうのが続くの? ママ、恥ずかしくて卒倒しそうだわ」


「これくらいネットだと普通だよ。ママ綺麗だから大丈夫」


「そういう問題じゃなくってね。さっきの野外露出は消してよ、お願い」


「そう? 一番綺麗だったんだけどなぁ」


「あ、あれはね。憲邇くんとだけの思い出にしたいの。憲邇くんだけに写真をとっといてもらいたいの。ほかの人にはごめんだわ」


「そっか。わかった。見といてよかったね」


「良子ちゃん、いいの? 二人だけのにしときたい写真、ホームページになっちゃうよ?」


「……み、見る勇気が……お、お任せします」


「へー、でもすごいねぇ。紗絵子さんこうして見ると本当、四十歳に見えませんよ」


「あらありがとう。そうねぇ、そう言われると悪い気しないわ。これ感想もらえないの?」


「もらえるようにしよっか。簡単だよ」


「パティすごいわねぇ。偉いわぁ。機械って苦手よ、パソコンだけどうにか使えるけど」


「わかります。私も苦手です。仕事でのは覚えましたけど、未だに勉強中です」


「これは平気? これとか、これとか」


 次々に繰り出される紗絵子さんの痴態に、本人が悲鳴を上げていた。あれもダメ、これもダメと連呼し、画像が足りないよと言われる始末。


「お、お尻を突き出したやつはダメよ、絶対ダメ」


「ママ、男の人興奮しないよ。これ、お仕置きなんでしょ?」


「え、そうなの?」


 泉さんの問いに、三人が俯く。紗絵子さんはともかく、私と良子ちゃんは言い出したのだ。言えない。


「だったら恥ずかしい思いしなくちゃ」


「むうう、パティは意外と大胆ね。わ、わかったわ。プロフィールに四十の熟女って書いときなさい。きっと見る人減るわ」


 本末転倒ですね。逆かもしれませんよ。


「年齢書かないほうがいいと思うけどなぁ。良子さんと愛さんはどうしますか?」


「私は書かないで欲しいな」


「私も勘弁を」


「むうう、じゃあママも隠したほうが公平ね」


「わかった。えっと、会員になったらなにかボーナスがあるといいんだけど、なにがいいかな?」


 パティちゃん真面目だね。真面目にえっちなこと考えてるよ。


「とりあえず高画質、モザイク薄め、過激なの、って考えてるんだけど」


「ぱ、パティ、ママ頭痛くなってきたわ。もうちょっと柔らかく」


「大丈夫だよ、見えないから。綺麗な画質のほうがいいでしょ?」


「うぅん、そうねぇ」


「ていうかさっきの画像がそれだから、これ。これくらいだよ、いいでしょ?」


 今度はベッドに押し倒された紗絵子さんを上から撮った写真が出てきた。押し倒されたばっかりなのか髪がふんわり、胸も揺れてるのがわかる。よく見ると高画質っていうのがよくわかって、汗の数までわかりそうだった。


「そ、そうね、これくらい、なら……恥ずかしいわぁ、うぅん」


「せんせーとえっち中の写真は? あの野郎たくさん撮ってるじゃないですか」


「どうしようかなって。マスター映っちゃうし、過激すぎるし。そういうシーンをDVDに収めたやつ、販売してもいいけど」


「パティ、それはダメよ、販売なんてもってのほか。ねぇ愛さん?」


「私はいいよ。良子ちゃん?」


「……」


 無言はイエスととるよ、良子ちゃん。


「ダメよ、いくらなんでも、最中の顔は恥ずかしすぎるわ。モザイクあってもダメ」


「そーですねー。せーぜーヌード写真館みたいなのがちょうどいいんじゃないですか? 最初はですよ。えっちの写真や動画をホームページにするかどうかは、おいおい考えるってことで」


「そうね! そうしましょう。とりあえずはヌード写真館程度がいいわ! パティ、お願いね!」


「うん、わかった。お二人の分もそうしますね、それだと公平だし」


「そうだね、それがいいかも」


「……」


 良子ちゃん、聞こえてないフリ、へたくそだよ。


「じゃあ会員の特典だけ考えてください。なにがいいですか?」


「会員だけ本格的にえっちっちな写真にしましょう、それがいいわ」


「そうする? ほかも大体そんなだし」


「あ、そうなんだ。じゃあそうしようよ。私も少ないに越したことはないし」


 ほんとは大勢でもいいけど、憲邇様あんまり興味なさそうだからみんなに合わせたほうがいいよね。


「決まりね。ふう。もう消して消して。愛さんのはどうなのよ」


「こんなの」


「……」


 フェラしたやつだ。口の中に白いのが残ってるやつ。鼻から上だけモザイクで、口周りはまるわかり。やらしい。


 これを不特定多数の男性に見られる。憲邇様にいじめられるなぁ、ふふ。ちょっぴり、恥ずかしい。


「ぱぱぱパティ! あなたいつの間にこんなやらしいの、バカ!」


「え? でで、でも、愛さんから渡してもらったやつこんなのばっかりで」


「こんなのばっかり? め、愛さん、あなたずるよ、人気ほしさに、ああいやらしい」


「そうですか? 紗絵子さんもあると思ったんですけど。じゃあ消していいよ、私もヌード写真館でいい」


「くうう、余裕ね。憲邇くんにプレイを要求しようかしら」


「ふふん、せんせーなかなかやらしてくれませんでしたからね。あたしですら遅かったんですよーだ」


 憲邇様やりたいって言わないとフェラは無理矢理はやだって、顔に書いてあるからね。


「わかりました。こんなのとかで?」


「うん、いいよ」


 下着姿、下着姿から大事なとこがのぞいてるの、裸。全部別にいい。見られても。


 なんだかぞくぞく、してきたけど。見られる、見られるんだ、わぁ……っ。


「はい。えっと、良子さんのは見ます?」


「パティちゃんやっぱりやめて! パティちゃんだけお願いします!」


「そう? メイド野郎よほどやらしい写真を手渡したか」


「そんなことないです、みなさんおんなじです。じゃあ、おしまいっと」


 パソコン閉じちゃった。ちょっと見たかったけどな、良子ちゃんの。


「ではそろそろあたしは帰ります。またねー」


「ばいばい泉さん。ああ恥ずかしかった」


「ママ意気地なしだね、へへ」


「パティが度胸ありすぎよ。ああ心臓止まるかと思った」


「ホームページって、題名はつけられるんですか?」


「うん。ママのはもう決めてあって、良子さんと愛さんも候補はあるんですけど」


「じゃあそれでいいよ。ね、良子ちゃん」


「は、はい。あ、今言わなくていいです、恥ずかしいから」


「私も。あとで完成してから見るね」


「あと、芸名みたく名前も自由に決めれるんですけど」


「私実名がいい」


 やっぱり、ね。そっちのが、いい。


「そうねぇ、ママはなにか考えとくわ、ちょっと待ってて」


「わ、私も実名を避けれるなら、そちらでお考えいただければと」


「わかりました。ふう、えっちっちだったぁ。ますたぁひどいです、ぶう」


「パティがやるって言ったのよ」


「でも、ますたぁがひどいんです」


「そうです、ご主人様がひどいんです」


 そうかなぁ。そんなことないと思うけど。この前の現像だってすごく恥ずかしくって、店員さんにやらしい目で見られて嬉しかったんだから。


 もっともっと、辱めて欲しい。あの人にだけ。


 早く帰ってこないかな。
















 まゆはまったく、どこへ行っても楽しそう。深町先生がいるからか知らないけど、ふふ。小さなショッピングセンターは何度も来ているのに。


「ねーボウリングしてこうよー。ここあるじゃん」


「ダメよ、そんな時間ありません」


「いやいや、一ゲームくらいならちょうどよくないか? やろうやろう、せっかくだ」


「ちょっとあなたっ」


 ぐいぐい一番右が引っ張るものだから、嬉しそうな真ん中と一緒に連れ去られてしまった。まったくもう、しょうがないわね。男の人って勝手だわ。


 ショッピングセンターにあるアミューズメント施設は手広く、カラオケとボウリングが営業していた。あとは普通のゲームセンターのようなもの。ここで遊ぶには充分だけど、もう夜遅いのに。子供がいていいのかしら。


「あ、お子様はちょっと、もう時間ですので」


「えー? そうなの?」


「ダメですか?」


「はい、決まりですので」


「そんなぁ。あたし楽しみにしてたのに、お父さんっ」


「ごめんよ、忘れてたんだ。また今度行こうね」


「ぶうー。じゃあおわびにアイスッ」


「わかったわかった」


「ごめんなさいお騒がせして」


 三人でボウリング場をあとにする。残念ね。お父さんはダメなんだから。


 半年、か。ふふ。


 チョコチップを食べてご満悦のまゆ。残念なことに食べてるときに繋ぐのは父親のほうだった。お母さんもたまには構ってよね。


「んじゃあさー、次スポーツ屋さん行こうよ」


「スポーツ屋って、スポーツ用品店?」


「そうそう、そんなの。あたしね、サッカーボールほしいんだ」


「あれ、まゆには買ってあげたでしょ」


「あんね、あれあげちゃった。桜園の子がね、サッカー好きな子いたの。だからあげちゃった」


「そうか、サッカーボールも買ってなかったのか……」


「あなた、そんな深刻な顔しないでいいのよ。ちょうどいいじゃない、まゆがお姉さんでいっぱいプレゼントすれば。じゃあ買いましょうか、新しいのね」


「うん。でもさ、問題だよね、あたしが新しいの買っちゃうとさ」


「新しいのあげるから前の返してって言えばいいじゃない」


「うぅん、それせこいよ」


「そうかしら」


 子供の考えはときどきよくわからない。我が青春時代なんて、もう何年前のことやら。


「今度遊び道具をたくさん買っておかないとなぁ。うぅん、これは由々しき問題だぞ」


「ゲームとかダメよ、遊び方を考えられていろいろあるサッカーボールとか野球道具ぐらいならいいけど」


「そうそう、そういうのが足りてないんだよ、きっと。あそこの父親として不甲斐ない」


「着いたよ。ねぇ憲邇さん、大人用のやつ買ってー」


 まゆがたたたっと駆けてって手にしたのは大きめのサッカーボール、所謂競技用として普通に使用するものだ。


「まゆそんなの蹴れないでしょ」


「けれるよ、見てて」


「こらこら、ここは危ないわ、よしなさい」


「ちぇー。あたしのかれいなりふてぃんぐを見せてやろうかと思ったのに」


「うぅんでも、確かにそれはまゆには早いかなぁ」


「なんでー? 学校のもうけれるし、りふてぃんぐだってできるんだよ?」


「学校のは子供用だからね。それは硬いし、重いよ。触ってご覧」


 ぐいぐい、まゆが押そうとして口をあんぐり開けていた。「ほんとだ」


「ね。よしときなさい。もうちょっと大きくなったらね」


「ちぇー。じゃあこっちのちっちゃいのでいいや」


 先ほどのより一回り小さい、小学校にも置いてあるものを指差した。まあ、これなら。


「そうだね、これにしようか。買ってくる……財布忘れた」


 ポケットに手を突っ込んで、間抜け面。ふふ、かわいい顔ねぇ。「小銭しかない」


「もう、あなたったら。しょうがないわね、ここは私が出しますけど、あとで立て替え分いただきますからね」


 代わりにサッカーボールを受け取り、レジへ。しょんぼりと情けなさそうな彼はいつ見てもかわいかった。


「はい、まゆ。ちゃんと持って帰れる?」


「うんっ。へへへ、またサッカーできるや。毎回
(たける)に借りるのしゃくだかんねっ」


「まあ、どこでそんな言葉覚えてくるの? すごいわね」


「学校の先生いろんなこと知ってるよね、たくさん教えてもらってるんだ。しゃくも知ってるし、しゃくしも知ってる」


「変なことばっかり覚えて」


 子供は吸収がすごいものね。


「猫も杓子も、って言葉は知ってる?」


「なにそれ」


「猫も杓子もサッカー好きだな。とか、そんな風に使うんだ。意味はみんなみんななになにだなぁ、とか、そういう意味」


「ふぅん。猫もしゃくしも憲邇さん大好きだね」


「ま、まあ、大体合ってるかな。使い方はね」


「あら、全部合ってるじゃない。まゆはすごいわ」


「へっへっへー」


「そ、そうかな。なにか間違ってる気がする」


「私とまゆが好きなのよ。みんなみんな好きと一緒だわ」


「そーだそーだ」


「う、うん。そうかもしれないね」


 ふふ、たじろいでる。面白いわねー、まゆ。


 この人の強い面、弱い面、情けない面。全部知るとますます惚れてしまうわ。ふふふ。


 夜も遅く人も少ないショッピングセンター。そろそろ帰ろうかしらとなったところで。


「時間もないし、変更だな。絵里、もうちょっと寄ろうか」


「ええ、いいけれど」


「どこ行くの?」


「そうだな……家電量販店みたいなところ、まだやってるかな」


 もうそろそろ早いところはしまっていく時間帯。急ぎ足になる右端の人に二人がつられて早足に。着いた先のテレビや冷蔵庫が陳列された場所はまだ閉まっていなかった。店員さんだけでお客は一人もいないけど。


「よし、ここなら。こっち行こう」


「ちょっとあなた、早いわよ」


「憲邇さん?」


 品物の立ち並ぶ店内の角へ。壁の隣は違う部署で、確か本屋さん。こんなところでなにかしら?


「うん、カメラもないな……あるな、ごめん、場所変えよう」


「ええっ、ちょっとあなた」


 嫌な予感がしてきた。ま、まさか……


 監視カメラの映ってないところ。十字路の北側、冷蔵庫と電子レンジに挟まれたところで。旦那(候補)はにっこり、笑った。


「誰も来ないうちに、さっと露出してよ」


「……」


 今日は私、なのね。毎日するって、宣言してたものね。覚悟は、してたわ。だからまだ、耐えられそう。


「……は、はいっ」


 さっとプリーツをめくりあげ、すぐに下ろした。ちらりとだけ下着がのぞくだけじゃ旦那は許してはくれず、ゆっくりと首を振った。


「ダメだよ、写真を撮るんだ。露出は絶対に撮るって決めたからね。そんな一瞬じゃ無理だよ。そういうのもいいけどね」


 携帯を取り出して、撮影にかかる。最低。最低よ。きちんとしたカメラで撮りなさいよ。最低よ。


 意を、決して。耳からお店の音楽が遠のき、お客の足音が来ないかを必死でかぎ分けながら、ゆっくり、プリーツをめくっていった。


 恥ずかしい。


「お母さん、今日はむらさきだね」


「まゆっ」


 ひそひそ声でもやめてっ。


「そうだぞ、しばらく黙ってなさい。見つかると大変だ」


 言いつつ、携帯のうるさい音を鳴らすのね。最低だわ。せめて綺麗に撮りなさいよ。


「あたしはいいの?」


「今日は絵里にしたんだ、また今度。次、お尻も」


「……バカ」


 こんな恥ずかしいこと、娘の前でさせて。まゆ、あっち行ってなさい。お父さんとお母さんはね、大人の話があるから。


 ぱしゃっ。三十三の子持ちが、家電売り場に挟まれて自ら、スカートをたくし上げている様が、写真に撮られてしまった。


 恥ずかしい……


 お尻に自信は、ないのよ。バカ。


「綺麗だよ、絵里」


「バカ」


「人来ないね。店員さんも、よし。絵里、ブラジャーも見せてくれよ」


「……」


 どうせ撮るんでしょ、短い時間じゃ許してくれないんでしょ。しょうが、ないわね。めくって、あげるわ。


 ブラウスを首までまくり、今日の紫の薔薇模様を煌々とした明かりの元へ晒す。羞恥の極みだわ。これ以上なんて考えられない。海で私、ああ思い出したくない。


 一人ずつ、じっくりと。改めてされるとまた、恥ずかしさが増していた。大勢人がいる空間とはまた別の、居心地。この人だけの視線。誰か来るかもしれない、ぎりぎりの状況。それらすべてが、余計なスパイスとしてこの人を刺激する。私には……恥の、最高潮だわ。


 あなたが楽しそうなのが、せめてもの。


 携帯の音に、身を赤くして。火をつけられてしまった。


「いいよ、戻して。よくできたね、これ以上はまずそうだ」


「えー? 憲邇さんあたしと違うー」


「場所が場所だし、実は急遽絵里にしてね。しょうがないだろう、私だってじっくりやりたかった」


「充分じっくりよ、なに言ってるの」


「あたしもっとひどいことやったよ、ちぇっ。お母さんひいきだよっ」


「そ、そうかしら。ひどいわあなたったら」


「うぅん、でもこのスリルだとあれくらいが限度だよ。病みつきになるねぇ。大人はこっちにしようかな。少ないがちょうどいいくらいだ」


「もう、あなたったら」


 最低よ。腕、組みなさいよ。


「あれ、お母さん? ししし、憲邇さんこいしくなっちゃった?」


「そ、そういうわけじゃあ」


「いーよいーよ、隠さなくったって。憲邇さんあたしとも手ーつないでー?」


「うん」


 最初のまゆを間に挟んで手を繋ぐとは変わり、私がこの人と腕を組み、まゆは反対で手を繋ぐという、ダメな母親丸出しの状態で。私たちはお店を出て行った。なんだか早足になったのは、一刻も早くあの場から立ち去りたかったからに違いない。あなたのせいであそこ、もう行けなさそう、ああやだ。


 まゆが嬉しそうに語った話では。このあとがあるそうだけれど。聞き流していたから覚えてないわ。帰ってから、確かめます。


 ……抱っこ、ちょうだいね。








 帰ってすぐ私たちの部屋に連れ込まれ、鍵をかけられた。まゆはみゆちゃんの部屋で寝てもらうことになってる。本当はあなたの部屋がいいけれど、今日はこっちにしようって言われたし、まあいいかなって。


 自分のベッドに、好きな男の匂いが混ざるのも。悪くないわねと、思うから。


 二日連続よ。ちょっとはおとなしく、なさいよね。


「無理な注文だよ、絵里があんなところで頑張って露出してくれたんだ」


「や、やだ、言わなくていいのよ」


「よくできたね。とっても興奮した」


「そ、そう? なら、いいけど。それより、私一人なんでしょうね? 誰かほかに連れ込まないんでしょうね?」


「三人でしたいなら呼ぶけど?」


「嫌よ、あなた一人とがいい」


 甘えられるから。


「うん、そうする。もう我慢が大変なんだ。誰か呼ぶより、早く絵里を犯したい」


「バカ、やらしいこと言うんじゃないの」


「じゃあ子作りしよう?」


 ぐっと近寄られ、言われると。頷かざるを、得ない。


「ありがとう」


「ん……」


 キスはアルコール混じり。一口で酔いそうなほど、度数の高いお酒だわ。こんなに酔わせて、酔っ払ったところを襲うのね。最低。


「ふふ、キス魔」


「みんなに言われるよ。やっぱりやりすぎかな?」


「いいえ。これだけ大勢女の子をたらし込んだ罰として、キスくらい縦横無尽にやりなさいよ」


「そ、そうかな。そうしようかな。キスは大好きなんだ。好きな人とキス」


「ん……ふふ、ん……ん、んっ……」


 確かにね。好きな人とキスは、いつまででもできそう。おいしいわ、とっても。


 唇を離し、見つめ合う……視線でいつも、焦がされる。じっとりと見つめ合うだけで心地よい、私は変態だった。


 この人の海が、いけないの。私を狂わす波模様なんだから。奴隷として、なんでもしたいと。海に引きずり込まれるの。


「好きだよ、お前」


「好きよ、あなた」


「好きだ、お前」


「好き、あなたっ」


「かわいいぞっ、お前っ」


「素敵よ、あなたっ」


「絵里っ」


「あなたっ」


 ぎゅうっと抱きしめ合う。きつい心地は夢心地、最高だった。ああ、ふかふか硬い胸。うふふ。広い背中、太い首……


 低い、声。


「絵里……」


「……はい、あなた」


「今日のお前は綺麗だったよ」


「……はい、ありがとう、あなた」


「あの奥のもっと綺麗なお前を、私にだけ、見せてくれないか」


「……はい、あなた」


 なだらかな手つきがするすると衣類を脱がしてくれる。ぱさりとブラウスが落ち、プリーツも。下着姿になり、この人も脱がしていく。この人はあっという間に裸へ、私はこのまま、ちょっとずつ脱がしたいのね、ふふ。


「……」


「……」


 またじっとりと、紫の下着姿の私を視姦する。あなたの海は卑怯よ、見つめられると……段々、隠したくなくなるんだから。


「隠さないでくれよ、まずは下着姿の絵里を見たいな」


「……うん」


 わかりました。見せますね。どうぞ存分に私のいやらしいところを見てください。


 あなただけに見られるのなら。もう誇らしい、私ですもの。


「綺麗だね……」


 そっと手が、伸びる。私はそれに手を添えて、ゆっくりお尻を撫でにかかる指先を感じとっていった。


「ん……あなた……」


「いいお尻だね、触ってて興奮する」


「バカ」


「いや、綺麗なお尻だよ。触るとわかる、とても小学生の子供がいるようなお尻には思えない」


「バカ」


「バカでいいよ、言わせてくれ」


「バカ……」ありがとう。


 ゆっくりと下着の上から揉まれながら、空いた手が乳房へと、伸びる。私の小さな胸を、大きな手が、蹂躙しにきてくれた。


「んっ……あなた……あなた……」


「こっちも全然垂れてない、綺麗な胸だね」


「小さいだけよ」


「そんなことないよ。自信を持って。私には美しい身体だ」


「んもう、ふふ」


 私には。その言葉が一番、じんとくる。


「ぅっ、ん……ぅぁ、ん……」


「嬉しいよ、そんな綺麗な絵里とセックスができるんだ」


「バカ、あたしのほうが嬉しいわ。こんなに逞しくって、美しくて、素敵な声のあなたとえっちできるんだから」


 またえっち言っちゃった。しょ、しょうがないわね、もう。


「声、いいかな? 美しくも逞しくもないだろうけど、ありがとう」


「あなたこそ自信持ちなさいよ。んっ、はぁ、あなたは立派な身体を持ってるわ。とっても逞しい。惚れ惚れするもの。声なんて最高よ、低く響いて、うっとりするわ」


「……ありがとう」


「んっ……ん、ん、んっ……」


 心底、キス魔。嬉しいとキスをするのね。ああ嬉しいわ、唇も魔物ね。海の魔物だわ。ふふ。このキスあれば、愛撫も段違いよ。胸も、お尻も、どんどん感度がよくなるわ。きっとね。


「ん? 絵里、胸膨らんだ? 昨日とは違う気がする」


「ええ? そ、そんなわけないでしょ、この年にもなって」


 ありえないわ。そりゃあ、できちゃったら膨らむけど。


 できちゃってたら。そう考えると、胸が熱くなる。嬉しいわ、とっても。


「始終触ってるんだ、違いがわかるつもりなんだけど」


「ええ? し、始終じゃないでしょ。あたしだって毎日見てるわよ、そんなわけ、ぁっ、ないわ」


 そんなに揉まないで……揉み甲斐ないでしょ、その辺でやめてよね。嬉しいけど。


「そうかなぁ。この感じは膨らんでるよ、よかったね」


「ええ? そ、そうかしら。だったら嬉しいけど」


「揉んでると興奮するよ、美乳だね」


 揉んでてどうして美乳ってわかるのよ、バカ。ありがとね。もっと言って、いいのよ?


「あ、あなたの背中だって、んっ、すっごく広くて、触ってて楽しいわ、ぅっ」


「そう? 好きなだけさすっていいよ、男だから恥ずかしいとこなんてないし」


「そう? じゃあ」


 思う存分広い背中を堪能する。ああ、いいわ。すごくいい。これだけ広くてがっしりよ、頼り甲斐もあるわ。寄り添いたい。小さな胸の奥から、願う。


「ね、ねぇあなた。終わったら、背中に寄り添わせてよ」


「え? 絵里を見ながら横になりたいな」


「お願い、今日露出したじゃない」


「そうか、そうだね。いいよ。こんな背中でよければ、いくらでも貸してあげる」


「ありがとう、ぅぁ、ん」


 その代わり。好きにしていいからね。背中貸してもらえるんだもの。なんだってして、いいわ。あなた?


「ありがとう」


 ちゅっ。うふふ。


「じゃあ、またチャイナ着てもらおうかな。それかスリップか、ガーターリング」


「……いいわ。ちょうど三着みたいなものね。うふふ、いいわよ? あたしだってまだまだ若いんだからやれるわ。あなたの……背中だものね」


 この広々にも魔物が住んでるわね。なんでも許したくなるような。許したらあなたが喜んでくれるとあっては、なおのこと。


「絵里……」


「あなた……」


 好きよ、心から。


 押し倒される。ゆっくりとだから悲鳴を上げずに、むしろ望んで。


「絵里は正常位だったよね」


「……」言わないわよ。代わりに、ほんのちょっとだけ頷いてあげる。


「ありがとう。ごめんね恥ずかしいこと」


「嘘つき。女を辱めて愉しんでるくせに」


「そうだよ、もう取り返しはつかないからな」


「うん、いいわ。あなただもの。ゆっくりなのがわかるから、いい。好きに辱めてください」


「絵里っ、かわいいぞっ」


「あなたっ、素敵だわっ」


 がばぁ、される。奈々穂ちゃんの意味がわかるわ。がばぁ、いいわ。すごくいい。この人がとってもかわいくって、いいわ。


 勢いでキス、舌が引き抜かれるほど吸われ唾液を飲み込む音がこちらまで伝わってしまう。恥ずかしいわ、もう。いいけど。激しいキスもいいわね、うふふ。上手よ、舌使い。私も心地いいもの。


「んっ、はぁ。はぁ、ぁ、ん……あなた……ふふふ」


「絵里はキスが上手だね。キスばっかりしてしまうよ」


「いいわよ、とっても。あたしは下手よ、あなたに合わせてるだけだわ」


「そうかな、上手だよ」


 もう、言いすぎよ。口より指、動かしたら? 私の考えに同調するかのように、指が動き、下着へ。ブラをまず外し、胸を露わにした。と思ったら半脱ぎ程度で止める。お腹の上にブラが乗っかってるような、不安定な状態で脱がしてくれなかった。


「なに、あなたのフェチ?」


「ちょっとやっていい? 半脱ぎでいじらせてよ」


「ふふ、いいわよ。好きにしてって言ったじゃない」


「でも嫌なのは嫌だよ。了解はとらないとね、なにごとも」


 いやらしいことも、でしょ。ふふ。


 するする、下も片足だけ外して、残してた。変態っぽいわ。もう。気づくと靴下も残っていた。うわ、ますます変態っぽい。やっぱりパンストのがいいかしらね。


「なんだか我慢できなくて脱がせるのも中途な感じ」


「うん、そんな感じ出てるね。実際我慢が大変だよ、こんな魅力的な絵里を前にして」


「もう、あなたったらおためごかしばっかり」


「本当に思ってなかったら」ぐいっと。「言うわけないだろう」


「……ええ、わかってるわ。あなたがそういう人だって。うふふ。ありがとう。言わせたいのよ、女って」


 面倒くさくてごめんなさい。でも聞きたいのよ、いくらでも。だから、言ってください。


「わかった、いくらでも言うよ。絵里は魅力的だよ、とっても」


「ありがとう、っ、うっ、ん、うぁっ」


 完全に脱がせないままに愛撫が始まった。太ももさすり、お腹をさすり。下着が滑り、すべすべと動き回る男の指。さする指が肌に沈み、とても受け入れたがっているのがわかる。嬉しいと、やっぱり身体は正直ね。


 男の指が優しく、丁寧に私の身体を舞うのは、気持ちがいい。もはや、愛撫はすべて。


「絵里の性感帯はどこかなぁ。探すのも楽しいね」


「もう……んっ、ん、はぁ……そうねぇ、どこかしらねぇ」


 声よ。声だわ。声に決まってる。この人の多くの女たちもきっと、声でしょ。決まってるわ。性感帯とは、また別かもしれないけど。すると耳かしら。耳ね、きっと。ふふ。


 低い声が耳もとで「綺麗だよ」なんて囁かれたら。「好きだ」って言われたら。感じちゃうわ、とっても。


 それは指があそこへ移っても、同じ。感じるわ、あなたの愛撫は。


「ん……ぁ、ぅ……ん……」


「前から思ってたけど、かわいく喘ぐよね」


「ば、バカッ、言わなくていいのそんなの」


 かわいい、かしら? こ、この人の琴線に引っかかるなら嬉しいわ。


「絵里が年上だから余計かな、かわいく感じる」


「バカ、ぁっ、ん」


「もっと喘いでいいよ、声出していいんだよ」


「……ぅっ、うー……恥ずかしいわ……」


「我慢することないよ、聞きたいな、絵里の声」


「うー……嫌」


 きっぱりよ。ええ、嫌だわ。声なんて出しません。抑えます。


「そっか、残念だ。いい声してるのにね」


「うっ、あ、ん……んっ、ん……」


 気持ちいい……愛撫、今日はとびきり優しいのね……なんだか声色も調子も優しいわ……嬉しい……うふふ……


 そっと手を、彼の右手に添えて。ぴたりとくっつけた。温かなものがそこから、もっともっと伝わってくるよう。いい腕ね。探したかいがあるわ。


「あなた……」


「しっとりした声だね。濡れた声かな?」


「……」言うわけないでしょ。


「目、開けないんだね、いいけど」


「開けないわよ。あなたが恥ずかしいあたしを見る顔、恥ずかしくて見れないわ」


「恥ずかしいだけじゃないか。まったく、いつか克服できてもきっと愉しいよ」


「そうかしら……んっ、ぁ、ぁ……」


 いつまでも愛撫されたいわ。気持ちいい……段々気持ちが昂ぶっていくわ。腕に添えた手を頬を探してさまよわせ、なんとか辿りつけさせる。手のひらは頬寄せるためにあると言っても過言じゃないわね。男に寄せると格別だわ。好きな男には。


「絵里……いい格好だ、興奮する。気持ちいいよ」


「バカ、変態」


「絵里はここが気持ちいいと思うんだけど」


「ぁっ、うーっ……」


 そう、よ。わかってるじゃない。あなたの中指が第二関節まで挿入る、ところ。その指の当たる天井付近は、とっても気持ちいいわ。あ、あなたのモノが擦れてもね。


「教えて欲しいな、わからないんだ。どう?」


「……」わかってる、くせに。この人は態度や素振りですぐ感づくから、単に言わせたいだけ。


「……うん。そこが、気持ちいい、わ」


 でも、私もちょっと言ってみたい、かも。そう思ってしまった。口が滑ってしまった。


 言わせられる。それってちょっぴり、ぞくぞくする。ちょっぴりだけ強引にされるの、好きなのね……
Mだわ……隠れMよ、隠れ。この人がそう調教したんだわ。


 ああ嬉しい。うふふ。


「ありがとう。頑張って責めるよ」


「ええ、お願い……ぁっ、ん、ふふ、今日、っ、優しいのね……」


 露出したからかしら。半脱ぎだからかしら。そうだとしたら恥ずかしい目に遭うのも、悪くないかもね、ふふ。


「そうだといいな、頑張ってるんだ。絵里が外であんなことしたからね、優しくしたい」


「まあ、ありがとう。あなたやっぱり素敵よ、大好きだわ」


「ありがとう」ちゅっ。「私も大好きだ」


「ふふ……んっ、ぁ、ん……んん、んっ、うう……っ」


 キスをされ、頬擦りされ、頭を撫でられ、首を唆され。お腹を滑られ、胸を潰され、太ももを伸ばされ。あそこを、いじられ。私の身体全体が紅潮していく。


 執拗な責めに、もう、息絶え絶え。準備は万端だった。


 男を、ほしがっていた。


「挿れて、いい?」


「……」小さく、頷く。涙ぐむ目できっとこの人はわかってるだろうけど、こっちがいいと言うまで待ってくれる人だから。こっちも教えたい。


 あなたが、ほしいですって。


「ぁ……ん……」


 挿入は痺れる快感、だった。ずぶずぶと侵入してくる愛しい人。エクスタシーが陰部から身体を駆け巡り、私を愚かにする。とびきりの愛撫からの挿入と相成って、私の身体は悦びに叫んでいるようだった。


「あなた……っ」


「絵里……綺麗だよ、美しい」


「バカ、ありがとう、っ」


 先ほどの箇所がえぐられる。また快楽に溺れさせようと躍起なこの人がちょっとだけ憎らしく、愛おしい。思わず背中がほしくなりぐっと抱き寄せ、身体を近寄らせた。近づく吐息、汗にまみれた、男の匂い。くらくらする。これもいいだなんて、私どうかしたのかしら。この人にどこまでも調教、されてるわ……


 あなたの色が、大好きです。もっと染めて、ください。


「絵里」ぐり、ぐり。「綺麗だよ」ぐり、ぐりっ。「好きだ」ぐちゃ、ぐちゃあ。「絵里が好きだ」ぐっちゅ、ぐちゅう、ちゅっ……


「あなたが好き……」


 声と背中と、もちろんあそこも含めて、全部を込めて。それしか言えない、ほど、今日のえっちは気持ちよかった。


「気持ちいいよ、絵里」


「んっ、うっ、んっ、うーっ」


 やっぱり変な声が出るわ。これを出してもいいだなんてどうかしてる、恥ずかしい、ぁっ。


「今日なんだか違うね。どうかした?」


「ううっ、うぁっ、うっ、んっ、あっ」


 あなたが優しくて、嬉しいのよ。そう答えたつもりだったのに、変な声だけ。この人が涙を拭いてくれるからいけないの。


「私はね、とっても興奮してるよ。あれをした日は最高だね」


「……ぁっ、あり、んぅっ……はぁ、はぁ。バカ」


 バカだけ言えるわ、どうしよう。情けないわね、もう。あなたが興奮して嬉しいですの一言も言えない。


 それくらい、感じてる。


「ぁ、ぁ……ううー……あっ、ぁ、ぁ……ん……あん、あなた……っ」


「絵里、かわいいぞっ」


 この人も感じてくれているのか、あそこの具合も大膨張だった。嬉しいけど、かちんかちんね。男ってどこまで、っ、変わるのかしら。


 私の膣を、駆け回るとき。呼応するかのように収縮、してる気がする。ここが気持ちいいの、と、膣のほうから教えてる、気が。ああはしたない。最低だわ。


 ねぇ、ずっと気持ちいいとこばっかり、ずるだわ。あなただって気持ちいいとこ、やってよ。あなたがいいとこでいいわ。ね? あなたが気持ちよくなるとこ、感じたい。


「さっきからずっとだよ」


「ぁっ、バカ……っ」


 どうしてわかるのかしら。もしかして私、考えてることを口に出してるのかしら。そうかもしれない。なんだかふわふわするもの。


 今日は自分から、言える気がする。


「ね、ねぇ……ぁっ、ぁっ、ぁぁ……んっ、ううーっ……んっ、んん……ちょ、ちょうだい? あなたの、うーっ、ねぇ、ちょうだい?」


「なに? 言わないとわからないよ」


「……うー……ぁっ、んっ、はぁ、はぁ」


 やっぱり難しいわ。あなたに言えって囁かれたら、簡単なのに。


「……抱っこ。抱っこ、して? お姫様抱っこ、終わったらでいい、あっ、から」


「わかったよ、ごめんね毎回忘れちゃって。それだけ?」


「……うう……んっ、はぁ、はぁ、あなた……あなたから、言って……お願い……」


「そう? 毎回言わせて悪いと思ってるんだ、言えないなら今日くらい」


「ううん、いいの。あなたにもよくなってほしいわ、あたしばっかりはいけないもの。ねぇ、言って」


「……お前、今日とびきりかわいいな」


 ぞくりと、快感が私を襲う。「な、なに急に言うのよ、あんっ



「かわいいぞ、やめてくれよ誘惑するのは。わかった、言え。私の赤ちゃんが欲しいです、くださいと言うんだ」


「は、はいっ、言いますっ。あなたの赤ちゃん、くださいっ。赤ちゃんがほしいのっ、ちょうだいっ」


「今日は次もだね、どこに、なにをか、はっきり言うんだ」


「……ううー……お、おま○こに……あなたの、精子……」


 かあっと顔からやっぱり火が出る勢い。最低よ、言わせて。私も昂ぶるんじゃあないの。あなたもよ、もうっ。


 にっこりしてるの、瞼からでわかる。あそこがぐぐ、ってなってるから。


 膣も……きゅううって……っ。


「ありがとう、よく言えたね。絵里、かわいいぞ」


「言い過ぎっ、あっ、あっ、ううっ、うあっ」


 ゆっくり、ゆったり、だったのが、徐々に徐々に、興奮を露わにしていく。私も継続される愛の営みに段々と身体も心も昂ぶり、受け止める準備が整っていった。ずろお、とさっきの箇所を通過されると、彼の形が硬さが強さがもう気持ちいい。彼のモノが、完璧私の形にぴったりになってると錯覚してる。それくらい気持ちいいわ。快感よ。喘い、じゃう……


「ぁっ、ぁぁ……うーっ、うっ、んっ、はぁ。あなた……好きよ、あなたが、好きっ、あっ」


「私も好きだよ、かわいいぞ絵里っ」


 言い過ぎだってばっ。またがんがん、頭が鳴るわ。ああ気持ちいい、嬉しい気持ちいい。どうしよう。この人にもっと入ってきてほしい。ぐちゅっ。襲いかかってほしい。脚を絡めようかしら、自分からははしたないわ。目を開けろと言ってほしいわ、自分からははしたないわ。ぐちゅうっ。


「脚を絡めていいんだぞ? 私を捕まえて離したくない顔してる。いいぞ、やれ」


「はい……」がしっ。離しませんからね。靴下もショーツも残った脚を絡めてやるっ。変な感じでしょっ。


「そろそろ、目を開けようか。自分の身体を見るんだ」


「はい……」


 ぼうっとした頭が言われるがままの快楽を貪る。ゆっくりと目を開けると、汗だくのこの人が香る男性の刺激臭を漂わせ、私をノックアウトした。うっとりするような身体を見せつけられ、下を見るよう促されるまま見ると、結合部が。私と、この人が、繋がっている。その様が動くとまるわかりし、この人のモノまで丸見えにさせられ、まざまざと目撃し、私の濡れ具合まで如実に示している。それを私が自ら、がっしり抱え込んでいる……


「……! ぃ、いや、い……



 ぞくぞく、ぞくぅ。やっぱりの驚くほどの快感に私はむせび、暴れた。淫らな行為を強制され、これほど感じる、スキモノだわ。あんなにも凶暴な男のモノが挿入ってると思うと興奮する、変態よっ。


 あなたのせいですからねっ。終身刑にしてくださいねっ。


「はい、よくできました。偉いよ、絵里」


 ぽんぽんで、許しちゃうけど。ぽんぽん、頭を撫でるように叩いてもらうと涙も止まるけど。


「いいかな?」


「……」


 ずんってしたいんでしょ? うん、いいわ。そろそろいい。準備万端よ。私も……受け止めたい。赤ちゃん、くださいね、あなた。


「絵里、絵里っ」


「あなた、あなたあっ」


 叫ぶ。獣のように。恋しい人を。膣をかき分けて進むこの人がもうこれ以上ないほど気持ちよく、私をオーガズムへと導いていくようだった。私の弱いところ、本当によくわかってる。ええ、そこ、そこよ……すごいわ、教えたとおり。


「あなたっ、うっ、あなたっ。好きよ、ううっ、色っぽいあなたが大好きっ」


「絵里、好きだっ。明るい絵里が私は大好きだっ」


「ううーっ……うぁ、う……」


 今のずん、不埒にさせるわ。ああ、なんていやらしい。淫らな快楽に満たされて、いくわ。嬉しい。ゆらゆら、夢のよう。


 あなたのような素敵な殿方にえっちしてもらえるなんて、夢のようだわ。


「絵里っ、絵里っ」


「はぁ、はぁっ……んっ、ううっ、うーっ、あなたっ」


「喘ぐのかわいいぞ、絵里っ」


「ううーっ! うっ、あ、もう、ば、かっ」


「あそこも気持ちいいぞ、絵里っ」


「バカッ、ば、あっ、ん、ぁっ、んん……」


「好きだっ、絵里っ」


「あ、た……っ、しもっ、ううーっ、うあ、ん、あ、ん……はぁ……ぁ、はぁ……」


 もうっ、そろそろっ、達しそう、だわっ。同時がいいっ。ね? あなた、あなた?


「絵里、そろそろいくよっ、いいね? 赤ちゃん、あげるよっ」


「……っ」黙って頷く。孕ませてください。


「絵里っ」


「……! あなたあっ
 ああ、あなた う、うあ あん はぁ、う……っ! あなた、長いわ、よし、ううーっ! うー あなたったら……


 どくどくと、注がれました。どくどくって、どくどくってっ。濁流が私の中を流れていったとき、間違いなく私はオーガズムを感じていました。達しました。愛する夫に抱かれて、絶頂に達したのです。私はこれ以上ないほど乱れました。夫の前ではしたなく痙攣し、膣も同様に痙攣、収縮して精子をより吸収しようとしていました。やらしいのです。弓なりにのけぞり、がくがくと震え、びくびくといやらしく身体は跳ね、それでも身体全体が夫を求めぎゅうと抱き寄せ、絶頂に達したことをしかと夫に伝えていました。夫も興奮してくれたのか、硬くしてくれていたので嬉しい限りです。長く射精も、嬉しいのです。孕みたがりの変態女でした。


 やがて。絡めた両脚をそっと解き、優しい時間は終わります。いえ、もうちょっとだけ続くのね、あなた? う、うわ、ごぽごぽ、いやらしい……お腹からも外からも聞こえる……ど、どれだけ射精したのよ、もう。たくさんすれば妊娠しやすいわけじゃないのよ、私が感じたかどうかなのよ、ねっ。


 だから、できてると、思える。ああ懐胎、したかも。


「絵里……気持ちよかったぁ」


「そう? よかったわ、嬉しい。あたしの身体で興奮してくれたのね」


「ああ、とびきりね。絵里はあんなことしてくれるしかわいいし、私にはもったいない女房だよ」


「もう、言い過ぎよ。あたしは柚香里さんと違いますからね、何回もなんて年だから無理だわ」


「そう? 残念だ」


 体力ついたら、やるわ。あなたとのえっちにもうちょっと慣れたら、できるかもしれないわ。でも年は年よ、もうちょっと待ってね。


「さあ、抱っこするぞ。おりゃっ」


「きゃあっ。きゅ、急よ、もうっ」


 軽々とお姫様抱っこされ、慌てて首に腕を巻きつける。しょうがない人ね、慌てん坊なんだから。でもやっぱり、いいわね。少女に戻った気分だわ。私だってね、女の子だった時期があるのよ。その頃に戻りたいときだってあるわ。


 あなたの前だけ。


「しかし年上のお姉さんが抱っこをねだるは最高に嬉しいなぁ。かわいくってしょうがないぞ」


「バカ、いいのよ言わなくて。あなたはただ黙って抱っこしてくれればいいの」


「あはは、そうする。こうやって見ると絵里、かわいいから」


「かわいいかわいい言い過ぎよ、ちょっとは抑えなさいよ。あたしは三十三よ、かわいい連呼されても嬉しく」


「嬉しくないの?」


「……嬉しいわ、あなたにだけ。で、でも言い過ぎよ、とっといてよ、もう」


 将来の分がなくなったらやだわ。どうせ老けたら言ってくれなくなるんだから。


「絵里のかわいいのって、見た目じゃないからさ、言い過ぎるくらい言っちゃうなぁ。許してよ」


「もう……バカ」


 大好き。


 それからゆらゆら、お姫様抱っこを楽しんだ。そういえば脱ぎかけだったショーツが落っこちて、なんだか恥ずかしい。ど、どうだったの、半脱ぎは。


「いやぁ、今日が気持ちよかったのはあれもあるよ。私は興奮した」


「そ、そう?」


「あの格好は興奮するよ、またしたいな」


「う、うん。わかった」


 あれくらいなら、まあ。男の変なフェチも、それくらいならまあ、なんとか。


「で、でも野外露出は」


「ダメ」


「うーっ。ひどいわ」


「ここだけは譲らないぞ、絶対にしてもらうからな?」


「……うー」


 しょうがない、わね。一個くらい、いいかな。だってまたチャイナ着せてくれるんでしょう、それからスリップも、ガーターリングだって。嬉しいわ、また着れるものばっかり。


 キスで許して、あげます。


「ん……あなた……ん……」


「絵里……」


 ゆらゆら遊覧船。しっとり楽しんだあと、二人でベッドにくるまった。


 また抱きしめあったり、ころころじゃれあったり。この時間もすごく、大事。


「ねぇあなた、みゆちゃんどこやったの?」


「私の部屋にいるよ」


「え、まだ? 無理させたから休ませてたんじゃあないの?」


「私に聞くより、実際に目にしたほうが早いよ。あとで入ってみるといい。まだ明日まではいるはずだから」


「そう? よくわからないわね」


 今日一日まったく見なかったから、ずっとあの部屋にいたってことかしら。どういうこと? みゆちゃんは確かにずっとあそこに居たそうだけれど。


「それより、今日はどうだった? 野外露出」


「そ、そうねえ。恥ずかしいだけだわ。愛さんみたくやりたいって思うようには、きっとならないでしょうね」


「そうかぁ。残念だなぁ」


 ちっとも残念な顔じゃないじゃない。やらせたがりの変態くんね。


「あんなの序の口もいいところだから、ちょっとずつエスカレートさせてくよ、いいね?」


「……うん。いいよ、あなたになら」


 あなたにだけ。すりすりしちゃおうっと。ふふふ。


「絵里もなんだか調教できている気がするぞ」


「ええ、心が調教されているわ。よく言うじゃない。あなたの色に、染められてるの」


「そう、か。嫌じゃない?」


「いいえ、嬉しいわ。この上なく嬉しい。もっともっと染めてくださいね、あなた」


「絵里……かわいいぞっ」


「きゃっ、ちょっとあなたったらぁ、もう」


 かわいいのはあなたよ、ふふふ。抱きつき魔のキス魔さん? よしよし、撫でてやるわ。


「絵里……」


「あなた……」


 ちゅっ。キスをして、微笑みあった。ああ、愉しかった。よく眠れそう。さ、背中出しなさい。借りるからね。


「はい、どうぞ。おやすみ、お前」


「おやすみなさい、あなた……」


 うふふ。しっとりなめらか、広い背中ね……寄り添いたくなるわ。寄り添います。手を添えて……ああ、いい心地……


 おやすみなさい、あなた。


 愛しています。心から。


 背中から同じ返事が、聞こえた気がする。
















































































 第五十五話あとがき的戯言




 こんばんは、
三日月(みかづき)です。


 絵里さんの胸が本当に膨らんでいるとしたらニュースです。多分誤報でしょう。今後に期待したいところです。


 ホームページは広いですね。作中では簡単にさわり程度にしたいものです。


 ここまでお読みくださり、ありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。


 絶対にバレないけど人に見られるかもしれない野外露出って、どうすればいいのかなぁ。いっそパティさんの不思議な力に頼りましょうか。ぶつぶつ……




 
20110117 三日月まるる




 第五十四話へ    目次へ    第五十六話へ    一応第五十四話改訂版へ

テーマ : 官能小説 - ジャンル : アダルト

2011/04/11 22:18 | 小説COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

 | BLOG TOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。